10時40分、まだ1時間もたっていないが、すでに局面は中盤に差し掛かろうとしている。控室には対局中の広瀬章人七段も姿を見せた。解説の金井五段はキーボードをたたき大わらわ。継ぎ盤を囲む検討陣からは「寄り」という恐ろしげな言葉も飛び出して、本局の展開の早さを物語っている。ただ、持ち時間は3時間とたっぷりあるので、すぐに決着がつくことはない。ここまでの展開が早いということは、中終盤が長くなることを予感させる。
(広瀬七段)
(金井五段)
(検討中の中川八段=左と、それを見守る梅田望夫さん=右)
(文)