本局のTwitter解説を務めるのは金井恒太(かない・こうた)五段。
「おはようございます。いよいよ最終局。戦型は清水先手なら後手のゴキゲン中飛車、加藤先手なら横歩取りと予想します。いずれにしても終盤まで目の離せない展開となるでしょう」
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本局のTwitter解説を務めるのは金井恒太(かない・こうた)五段。
「おはようございます。いよいよ最終局。戦型は清水先手なら後手のゴキゲン中飛車、加藤先手なら横歩取りと予想します。いずれにしても終盤まで目の離せない展開となるでしょう」
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第1期リコー杯女流王座戦はいよいよクライマックスを迎える。清水市代女流六段と加藤桃子奨励会1級で争われる決勝五番勝負は、2-2のタイで最終局を迎えた。果たして初代女流王座の栄冠を手にするのはどちらか? これまでの4局を振り返ると、バリエーションに富んだ戦型が指されているのがわかる。興味深いのはすべて後手が勝っている点だろうか。第5局では、改めて振り駒が行われる。
・第1局 ▲清水-△加藤 相掛かり 後手勝ち
・第2局 ▲加藤-△清水 横歩取り 後手勝ち
・第3局 ▲清水-△加藤 ゴキゲン中飛車 後手勝ち
・第4局 ▲加藤-△清水 角換わり腰掛け銀 後手勝ち
本局の立会人は中川大輔八段、記録係は川崎直人二段(勝浦修九段門下)が務める。Twitter解説の担当は金井恒太五段。インターネット中継は、棋譜・コメント入力を吟記者が、ブログを文が担当する。
(文)
【Twitter解説】
本局は33手目▲4五銀(1図)や39手目▲2五桂が機敏な動きで加藤さんがペースを掴みました。一気に決まってしまいそうな局面もありましたが清水さんも食らいついて容易には決め手を与えませんでした。
68手目△8六歩~△6五歩(2図)が良いタイミングの反撃で一手争いの終盤戦になりましたが加藤さんがうまく凌いで勝利目前というところで事件が起きました。▲5六歩と受けておけばそれまでだっただけに加藤さんとしては非常に後悔が残る結果となってしまいました。第5局までに気持ちを立て直してまた頑張ってほしいと思います。
ここまで偶然にも後手番が4連勝という結果になりました。第5局は全部が注目ですが振り駒にも是非注目していただきたいと思います。本日はご観戦いただきありがとうございました。
清水女流六段が122手、逆転で制し2勝2敗のタイに持ち込んだ。終局は18時5分。消費時間はともに2時間59分。第5局は12月12日(月)東京・将棋会館で行われる。