６月13日（金）は、二次予選の３局を中継します。
対戦カードは、山根ことみ女流三段―砂原奏女流２級戦、鈴木環那女流三段―塚田恵梨花女流二段戦、上田初美女流四段―山口恵梨子女流三段戦です。中継は順に紋蛇、銀杏、玉響が担当します。

対局はすべて東京・将棋会館で行われます。対局開始は10時。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）で、使いきると１手60秒の秒読みです。どうぞよろしくお願いいたします。

（勝った松下女流初段）

（劣勢のなか、最終盤で訪れたチャンスをものにした）

（本田女流四段は優勢の時間が長かっただけに悔やまれる敗戦に）

（感想戦の模様）

以上で本日の中継を終了いたします。ご観戦くださいましてありがとうございました。

▲本田－△松下戦は、松下女流初段の勝ちとなりました。終局時刻は16時55分。消費時間は、▲本田３時間０分、△松下３時間０分。

▲本田－△松下戦は本田女流四段が優位に立ちました。図の数手前、▲７七角で後手玉をにらめる態勢になったのが大きかったでしょうか。図の▲２六桂が厳しい攻めで、△２三銀には▲４五歩△３三銀▲３四歩で一方的な展開となります。かといって放置しても▲３四桂△同金▲２六桂のおかわりがくるため、後手は対応が難しくなっています。

（本田女流四段はこのまま押しきれるか）

（本戦出場を決めた中七海女流三段。どこまで勝ち進むか注目される）

（礒谷真帆女流初段の本戦初出場は持ち越しとなった）

（感想戦は14時７分に終了した）

以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。

▲中－△礒谷戦は13時47分、95手で中女流三段の勝ちとなりました。消費時間は▲中１時間４分、△礒谷２時間１分（チェスクロック使用）。勝った中女流三段は本戦進出を決めました。

▲本田－△松下戦は駒組みが続いていましたが、▲８五桂に△６五歩と突いて駒がほぐれました。以下▲７三桂成△同角▲６五歩で後手は２歩損ですが、そこで△５五歩と突いて戦えるとの判断でしょうか。

（松下女流初段は歩損は承知で動いていった）

図は13時頃の局面で、飛車角交換から手にした角を中女流三段が飛車取り打ったところ。△７二飛には▲６三角成。△６二飛や△４二飛には▲７四角成が次の▲８四歩を見て厳しいです。本譜は△１二飛と礒谷女流二段は端に飛車を逃げましたが、これには▲２三角成と飛車を取りにいく手を選択。先手は飛車を持てば▲３一飛から▲８四歩がすこぶる厳しいうえに受けが難しく、先手が優勢となりました。

（中女流三段は飛車を取りにいく順で最速の勝ちを目指した）

12時35分頃、両対局者はすでに対局室に戻っていました。

（再開前の対局室。動の礒谷女流初段と静の中女流三段という様子で、盤上のそれと同じだった）

（中女流三段は対局開始から姿勢がほとんど変わっていない）

（礒谷女流三段は険しい表情をすることが多く、対局再開後もすぐには指さなかった）

12時40分になり、対局が再開されました。

（手番の本田女流四段。再開後もしばらくは考え続けていた）

（松下女流初段）

（再開後の模様）