2018年12月の記事

2018年12月19日 (水)

Dsc_7305(地元の名産品が当たる抽選会)

Dsc_7311(閉会挨拶 粟田勲・日本将棋連盟山口県支部連合会会長)

本日の更新は、以上で終了となります。明日の対局開始は9時です。お楽しみに。

対局者の退出後、藤井猛九段と松尾八段が見どころを語りました。

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Dsc_7271(藤井猛九段)
「これほど大きな勝負は立会人をしてきて初めてです。自分の話になりますが、僕は20世紀最後の竜王戦を羽生さんと指したんですよ。それがいまでもすごく思い出に残っています。今回は平成最後の竜王戦ということで、両対局者にとって忘れられない対局になると思います」Dsc_7272(松尾八段)
「戦型予想としては角換わりの可能性が高いですよね。ほかには矢倉模様、横歩取りですか。また角換わりか、といわれがちですが、このお二人の角換わりは中終盤でねじり合いになってとても面白い。きっと熱戦になると思います」

Dsc_7225(対局者決意表明 羽生善治竜王)
「自分の持てるものすべてを出しきって、悔いの残らないようにしたいです」

Dsc_7245(対局者決意表明 広瀬章人八段)
「平成最後の竜王戦にふさわしい内容の将棋を指したいと思います」

Dsc_7183(乾杯 富永洋一・竜王戦下関対局実行委員会会長)

前夜祭では、下関市名物の魚介を中心とした料理が出されました。春帆楼はフグ料理公許第一号の名店。来場者はてっさ、唐揚げなどに舌鼓を打ちました。

Dsc_7196(てっさ)

Dsc_7198(手前はフクのしゅうまい。山口県では「フグ」を「フク」と呼ぶこともあるという)

Dsc_7262(中央左の揚げ物は、フクを使った唐揚げ。コリコリとした食感が美味)

Dsc_7163(地元歓迎挨拶 前田晋太郎・下関市長)
「明治維新150年、平成最後の年を飾るにふさわしい戦いになることを期待します」

Dsc_7171(来賓挨拶 戸澤昭夫・下関市議会議長)
「ようこそ海峡と歴史のまち、下関に。今夜は下関の味覚と夜景を楽しんで英気を養ってください」

18時より、春帆楼で前夜祭が行われました。

Dsc_7147(主催者挨拶 中井一平・読売新聞西部本社代表取締役社長)
「山口県での竜王戦開催は柳井市での対局以来15年ぶり。歴史に残る名勝負になるでしょう」

Dsc_7156(主催者挨拶 清水市代女流六段・公益社団法人日本将棋連盟常務理事)
「羽生竜王はさわやかな涼風、広瀬八段は春のような暖かい風のイメージ。明日はどのような風が吹くでしょうか」

対局者と関係者一行が、下関市に着いたのは14時過ぎ。宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行われた巌流島を観光後、対局場の春帆楼で対局検分が行われました。巌流島の様子は明日にご紹介します。

Dsc_7079(検分が始められたのは、16時過ぎ)

Dsc_7087(羽生竜王)

Dsc_7090(広瀬八段)Dsc_7098(部屋の明るさに不安があるので、検分後にライトの調整をすることになった。また、記録机も少し盤に近づけられた。盤駒は将棋連盟所蔵のもので問題なく、検分は5分ほどで終了した)

Dsc_7110(検分後、インタビューを受ける羽生竜王)
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(同じく広瀬八段)

羽生善治竜王に広瀬章人八段が挑戦する、第31期竜王戦七番勝負。羽生3勝、広瀬3勝のタイで、第7局を迎えました。対局は12月20・21日(木・金)、山口市下関市「春帆楼」で行われます。先後は振り駒で決定です。

本局を制したものが、平成最後の竜王となります。羽生竜王が防衛し、8期目の竜王獲得とタイトル獲得通算100期の偉業を達成するのか。それとも、広瀬八段が初の竜王を獲得し、羽生竜王が約27年ぶりの無冠となるのか。2018年最後の大勝負です。

立会人は藤井猛九段、副立会人・新聞解説は松尾歩八段。記録係は徳田拳士三段(小林健二九段門下)。現地大盤解説会の解説は田村康介七段、聞き手は中村真梨花女流三段が務めます。

インターネット中継は、棋譜・コメント入力を文、ブログを紋蛇が担当します。よろしくお願いいたします。

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2018年12月14日 (金)

第6局の翌朝(14日)、対局者は記念撮影に応じました。

Dsc_0947(まずは並んで色紙に揮毫をする両対局者)

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Dsc_0982(第6局の指宿対局を制して笑顔の広瀬八段)

Dsc_0950(永世七冠達成記念碑と羽生竜王)