2018年12月の記事
感想戦
両対局者が大盤解説会場に
終局直後
―― 本局を振り返っていただけますか。
広瀬 横歩取りで激しい展開になって、戦いは避けられないので思いきっていってみたのですが、うまくいっているかはわかりませんでした。
―― どのあたりからよくなったと思いましたか。
広瀬 ▲2八歩で馬を閉じ込めて、その瞬間に厳しい手がなければ、楽しみが多いかなと思っていました。
―― 3勝3敗になり、最終局を迎えますが意気込みを。
広瀬 私自身にとっても、久々のタイトルがかかっていますし、本局以上に注目されると思うので、可能な限り準備して臨みたいと思います。
―― 本局はいかがでしたか。
羽生 横歩取りで激しい変化になりましたが、終始まとめ方が難しかったような気がしますね。
―― 今朝の再開は形勢はどう見ていましたか。
羽生 すでにあの(封じ手)局面は失敗しているような気がしました。ただ、その前にどう変化したらいいかわからないので、調べてみないとわかりません。―― △1九角成のあたりはどうだったでしょうか。
羽生 ほかの手も悪いと思っていたので。△1九角成で△4五桂ですか。あそこはダメだと思っていたので。
―― 3勝3敗で次局が最終局になります。
羽生 次の対局が最終局ということもあるので、悔いが残らないように自分なりにできる限りのことをして臨みたいと思います。
広瀬八段勝利。七番勝負の決着は第7局へ
羽生善治竜王に広瀬章人八段が挑戦する第31期竜王戦七番勝負第6局は、12時7分に81手で広瀬八段の勝ちとなりました。消費時間は▲広瀬4時間20分、△羽生5時間56分。七番勝負は3勝3敗で決着は第7局に持ち込まれました。第7局は20・21日に山口県下関市「春帆楼」で指されます。(銀杏)
鹿児島名物
広瀬八段優勢
現地大盤解説会始まる
11時から現地解説会が開始されました。現地大盤解説会はYOMIURI ONLINEのリンクからご覧になれます。
【YOMIURI ONLINE】
https://www.yomiuri.co.jp/