カテゴリ「第31期竜王戦七番勝負第3局」の記事 
2018年11月 3日 (土)
感想戦(1)
2018年11月 2日 (金)
終局直後
終局直後はインタビューが行われました。(インタビューに答える広瀬八段)
※以下はインタビュー※
-広瀬八段、1勝を返しましたが、いまのお気持ちはいかがでしょうか。
広瀬 開幕2連敗で、ここで仮に負けていたら0-3というスコアになっていたわけでしたが、1勝を返せてほっとしています。
-3局連続での角換わりとなりました。想定されていた戦型だったのでしょうか。
広瀬 そうですね。お互いが避けなければ、この戦型になると思っていました。
-昨日の封じ手前はどのように考えていたのでしょう。
広瀬 桂得ではあるのですが、歩がないデメリットのほうが大きい気がしたので。失敗したと感じました。
-かなり攻められる展開が続きましたが、形勢はいかがでしたか。
広瀬 厳しい攻めにあってしまって。こちらは紙一重のところでしのげればと。
-第4局への抱負をお願いします。
広瀬 1勝してほっとしているところはありますが、まだスコアでは負けているので、準備をして頑張りたいと思います。
-羽生竜王、本局を振り返っていかがでしたか。
羽生 桂を捨てて攻めていったのですが、終始難しくてよくわかりませんでした。もう少しうまい指し方があったかもしれません。
-第2局に引き続き、本局も角切りから激しい攻勢を取りました。
羽生 あのあたりは長考して迷ったところではありました。ちょっと調べてみないと善悪はわからないですね。また第4局を頑張ります。
広瀬八段が1勝を返す
第3局は18時24分、130手で広瀬八段が勝ちました。本シリーズ初勝利です。消費時間は、▲羽生7時間59分、△広瀬7時間9分(持ち時間は各8時間)。第4局は11月24、25日(土、日)に京都府福知山市「福知山城」で行われます。