カテゴリ「第32期竜王戦挑決第1局」の記事 Feed

2019年8月13日 (火)

Toyoshima14

Kimura15

Ue21 (新聞解説の村山七段も離れて見守る)

Ue22

Ue23

Toyoshima15

Kimura16
以上で本日の中継を終了いたします。8月23日(金)、東京・将棋会館での第2局もお楽しみに。

Toyoshima11 (勝った豊島将之名人)

Kimura12 (敗れた木村一基九段)

Ue19 (主催社のインタビューが始められた)

Toyoshima13 豊島「(30手目△7八とで)飛車と角金の交換になった局面は駒得ですが、押し込まれているので、バランスは取れていい勝負なのかなと思いました。△8八歩(50手目)~△8五歩は感触がよかったので、こちらのペースになったかもしれません。△7六桂(60手目)と王手をしたところはよくなったと思いました。三番勝負はよいスタートが切れたので、次局以降もコンディションを整えて力を出しきれるようにしたいです」

Kimura14 木村「積極的にいったのですが、うまく立ち回られて、最後は差が開いてしまいましたね。あまりよくないところに飛び込んでいったのかもしれません。次もいつもどおり、一生懸命指したいと思います」

Ryuou20190813010182

挑戦者決定三番勝負第1局は、19時33分、82手で豊島名人の勝ちとなりました。消費時間は▲木村4時間18分、△豊島3時間9分。
これで豊島名人は七番勝負登場まであと1勝としました。挑戦者決定三番勝負第2局は8月23日(金)に、東京・将棋会館で行われます。

Ryuou201908130101_82

図は9二から角を飛び出したところ。飛車と竜の両取りがかかり、ゴールは近そうです。

Kimura11(「千駄ヶ谷の受け師」も厳しい情勢になってきた)

Ryuou201908130101_68夕食休憩が明けると、豊島名人はすぐに△7一金引としました。▲9三香成△同銀▲同飛成なら△6八桂成で、△7五香が厳しく残ります。上図の前手▲7三歩をとがめる手で、先手は歩合いが利きません。

3_72_2Toyoshima10 (豊島名人が着実にリードを広げているようだ)

Ue11(夕食休憩時の盤面)

Ue13 (夕食休憩時の御上段の間)

Ue15 (木村九段の玉将。源兵衛清安書)

Ue16 (豊島名人の王将。児玉龍兒師作)

Ue17(記録はタブレットで取り、手書きの棋譜も1枚作る)

Ue18 (夕食休憩前の考慮時間は19分)

Ryuou201908130101_6718時、夕食休憩に入りました。この局面で豊島名人が使った時間は19分。ここまでの消費時間は▲木村3時間45分、△豊島2時間55分。夕食の注文は木村九段が五目やきそば(みんみん)、豊島名人が焼き肉Aセット(ごはんとみそ汁、イレブン)でした。対局は18時40分から再開されます。

Ryuou201908130101_60上図は飛車を取らずに△7六桂の王手を決めたところ。▲6九玉なら△9七角成▲同飛△6八飛▲7九玉△3八飛成で、▲同金に△8八銀の王手飛車取りがあります(変化図)。木村九段は▲7七玉と上がり、△8六歩▲8九飛△5七角成と進みました。2_68Ryuou201908130101_64Toyoshima09 (豊島名人は自玉が安泰なまま調子よく攻める)