2022年6月の記事
2022年6月28日 (火)
伊藤匠五段が制勝
藤井聡太竜王への挑戦を目指す第35期竜王戦決勝トーナメントの▲佐々木大地七段(5組優勝)-△伊藤匠五段(6組優勝)戦は22時28分に伊藤匠五段の勝ちとなりました。消費時間は▲佐々木4時間59分、△伊藤4時間56分。勝った伊藤匠五段は次戦で大橋貴洸六段(4組優勝)と対戦します。
【第35期竜王戦決勝トーナメント】
https://www.shogi.or.jp/match/ryuuou/35/hon.html
双方残り10分を切る
図は128手目△4五桂の局面。ここで佐々木大七段が時間を使い、双方残り10分を切りました。
戦況は終盤戦。ともに敵陣に駒が侵入していますが、先手は玉と反対側、後手は玉の近く。後手が効率のいい攻めをしています。受けに回っている佐々木大七段ですが、後手の攻めを振り切れずにいます。いい手段を見出せるか。
ちらつく千日手の影
図は109手目▲7四角成まで。佐々木大七段が後手の飛車を攻めています。
図から△8一飛▲6三馬△8三飛▲7四馬…と進むと千日手です。千日手が成立するか、どちらが打開するか。残り時間が▲佐々木30分、△伊藤14分という中で大きな分岐点を迎えています。
実戦は△8一飛▲6三馬△8三飛に▲7二馬と佐々木大七段が千日手模様を打開しました。
力をためる
押さえ込めるか
夕食休憩時の対局室
夕食休憩
図の61手目▲7六銀の局面で、伊藤五段が23分使って夕食休憩に入りました。消費時間は▲佐々木3時間44分、△伊藤3時間4分。対局再開は18時40分です。夕食の注文は佐々木七段がチキンカツ定食(ふじもと)、伊藤五段は玉子炒飯(紫金飯店)でした。