カテゴリ「第30期竜王戦挑決第1局」の記事
2017年8月15日 (火)
2017年8月14日 (月)
感想戦(1)
終局直後の様子
羽生三冠が先勝
挑戦者決定三番勝負第1局は127手まで、羽生三冠が勝ちました。先手玉に詰みはありません。終局時刻は22時42分。消費時間は両者4時間59分。羽生三冠が挑戦まであと1勝としました。
先手勝勢に
前回の投稿から難解な順で進んでいましたが、ようやくはっきりしたようです。羽生三冠が勝勢を築いたといわれています。
先手の勝ち筋か
図の△7五金は先手玉を包囲する一手ですが、控室に戦慄が走りました。▲5四角以下、後手玉が危険な状態のようです。後手の松尾八段は一分将棋、対して先手の羽生三冠は6分残しています。羽生三冠が一気に勝ちを決めるのでしょうか。
22時の控室
形勢不明に
21時20分、図の局面を迎えました。先手は▲4二桂成と角を取ることができますが、桂を渡すと△7六桂の筋があるため、△4七歩成から先手玉に詰み筋が生じます。読売新聞観戦記解説役の近藤誠五段は「一時の後手持ちではなく、現在は難解な形勢だと思います」と語っています。
21時の局面
21時、図の局面を迎えています。先手の羽生三冠が▲8一飛成と桂を取ったところです。64手目の△3二飛が絶好の切り返しといわれていましたが、現局面まで進んでみると次に▲3四金が厳しく、簡単ではないようです。松尾八段がどう切り返すのか注目です。