カテゴリ「第23期竜王戦挑決第2局」の記事 Feed

2010年8月30日 (月)

感想戦には報道陣と共に、棋士室や控え室で検討していた棋士や奨励会員達が多く詰めかけていた。

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(両対局者。最後には笑顔も見られた。)

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(対局室に詰めかけた棋士や奨励会員達)

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(同上)

(若葉)

渡辺明竜王と羽生善治名人で争われる第23期竜王戦七番勝負は下記の日程で行われる。

<第1局> 10月14・15日(木・金) 長崎県長崎市「にっしょうかん別邸紅葉亭」

<第2局> 10月26・27日(火・水) 福島県福島市「摺上亭大鳥」

<第3局> 11月10・11日(水・木) 北海道河東郡「十勝川温泉 第一ホテル」

<第4局> 11月25・26日(木・金) 兵庫県加古川市「鶴林寺」

<第5局> 12月1・2日(水・木) 石川県加賀市「あらや滔々庵」

<第6局> 未定

<第7局> 未定

(若葉)

第1局の中継を担当していた銀杏です。東京の大盤解説会の様子を簡単にレポートします。

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(東京の大盤解説会の様子。ほぼ満員で、注目の高さがうかがえる) 
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(解説を務めた戸辺誠六段。今期竜王戦では5組で優勝、決勝トーナメントではゴキゲン中飛車で2勝挙げた)
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(聞き手を務めた山口恵梨子女流初段。振り飛車党でゴキゲン中飛車を得意にしている)
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(戸辺六段は「羽生名人が押していたかも知れませんが、本譜はちょっとポッキリいってしまったので、終盤の▲6五歩には△4四銀のほうが難しかったのではないかと思います。全体的には羽生名人らしい、ほかの人には真似できない指し回しだったと思います。絶対に勝つんだという勝負に徹した負けないような将棋で勝ち切ったと思います。途中までは久保二冠らしくうまくさばいた印象があったが、誤算があったのかも知れません」と本局を総括した)
(銀杏)

時刻は22時を迎えようとしているが、大盤解説会場は相変わらずの大盛況。席はほぼ満席のままだ。

道場の関係者の話によるとこの人の多さはタイトル戦並だそうで、タイトルのかかっていない対局でここまで大入りになることは珍しいという。

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(大盛況の大盤解説会場。時刻は深夜に差し掛かっているが、一向に観客が減る気配はない。)

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(夜になってもパワフルな福崎九段)

(若葉)

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少ない残り時間を費やして久保が着手したのは、粘りの一手△4一金だった。

阿部八段「これは形勢がよくないと認めた手ですね」(棋譜コメントより)

これは▲6一飛からの攻めを受けた手で、仮にそれでも▲6一飛として先手が一直線に攻めると、△5一金打▲6四飛成△9五龍▲6三角△同金▲8三角成△同玉▲6三龍△7三香▲7四歩△8四龍▲7三歩成△同桂(下・参考図)となって、棋士室の検討では先手の攻めが頓挫してしまう。

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(若葉)

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棋士室の検討通りに進んだが、ここで後手の後続手が難しいようだ。村田智六段と菅井四段がかれこれ30分以上考えているが、振り飛車の有効手段はまだ見つかっていない。

村田智・菅井「難しい・・・」

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(村田智六段)

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(菅井四段)

(若葉)