カテゴリ「第22期竜王就位式」の記事 Feed

2010年1月26日 (火)

20100125_watanabe3_2 (渡辺明竜王の謝辞。「今期の竜王戦は森内九段との第17期以来5年ぶりの対戦となりましたが、5年前に私が挑戦したときは今日こうして、ここにいるとはまったく想像できないことでしたので、今期は第1局を指しているときに信じられないという気持ちでした。5年間、タイトルを持たせていただいたことで、非常に得がたい経験をし、充実した時間をすごしさせていただきましたが、本当にあっという間に過ぎてしまったなということを思い出し、月日の流れの早さを感じました。
月日の流れという点では、私事で恐縮ですが、息子が5歳になり、先ほど七五三の写真を撮りまして、こういう機会でないと家族が和服を着る機会はありませんので、いい思い出になりました。
今回の竜王戦では、第1局では終盤、何回も負けだというような将棋が意外に難しかったということもあり、勝負の流れが味方してくれ、また、永世竜王になったことでの責任感、プレッシャーがいい方向に作用したことで、こうような結果を残せたのではないかと思います」)
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(乾杯の音頭は谷川浩司九段が取った。竜王を4期獲得し、日本将棋連盟棋士会会長を務める。「七番勝負はやや予想外の偏った星となりましたが、第1局の接戦を制したのが大きかったと思います。渡辺竜王は将棋だけでなく、ファンサービスも素晴らしく毎日のようにブログを更新しております。また、二つの委員会に名前を連ねて貴重な提言をしておられます。加えて、渥美様のご祝辞にもありましたように、良き家庭人でもあります。言うことなしなのですが、一つだけ注文をつければ、竜王戦だけでなくほかのタイトル戦にも出て欲しい。毎年言われていることで、またですかという向きもあると思いますが、渡辺竜王は期待されて、それに応える立場になっていること。もちろん、竜王戦は最高のタイトル戦ですが、渡辺竜王がほかの棋戦でも活躍することでさらに盛り上がっていくと思います」)

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(乾杯!)

(銀杏)

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(渥美雅之・杏林堂薬局代表取締役会長の祝辞。毎年夏休みに子どもを集めて練成塾を行うなど静岡県支部連合会会長や棋道師範として普及面で活躍されている。高橋和三段から聞いた、渡辺竜王が幼稚園のお祭りの露店でフランクフルトを焼いていたというエピソードに触れ、「いかにも家族を大切にする、微笑ましい情景だと思います。渡辺竜王は自分を大切にし、将棋も大切にし、立派な棋士になると思います」)

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(こども将棋教室 棋友館の生徒から花束が贈呈された。初めての就位式から年々贈呈する生徒が増えて、今年は6人となった)

(銀杏)

ランキング戦の各組優勝者にメダルが贈呈されました。
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(各組優勝者と渡辺竜王。6組優勝者の稲葉陽四段は発熱のため欠席)

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(1組優勝の深浦康市王位(写真左)と2組優勝の森内俊之九段(写真右))

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(3組優勝の片上大輔六段(写真左)と4組優勝の田中寅彦九段(写真右))
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(5組優勝の豊島将之五段)

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(ランキング戦優勝のメダル)

(銀杏)

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(老川祥一・読売新聞東京本社社長あいさつ。「竜王6連覇。これは大変な記録です。渡辺竜王が初めて竜王に就位されたのがちょうど20歳。現在、一般の社会であれば、これからという若さです。この先、まだまだ記録を伸ばしていかれるかと思います。個人的なことですが、私の中学、高校の出身校が渡辺竜王の出身校で、誠に誇らしく思っております」)

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(老川社長から竜王杯と優勝賞金(目録)が贈呈された)
(銀杏)

第22期竜王就位式が1月25日、東京都千代田区にあるホテルニューオータニで行われました。
その模様を、写真を中心にお伝えします。
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(就位式は東京都千代田区にある「ホテルニューオータニで行われた」)

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(就位式会場から見える約4万㎡の広大な日本庭園。400年の歴史があり、東京名園として知られている)

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(米長邦雄・日本将棋連盟会長のあいさつ。「渡辺竜王の将棋は見ていて非常に元気が出る。第22期竜王戦では、角換わり腰掛け銀で研究し尽くしていた挑戦者に対して、長考の末に大妙手が出ました。竜王戦22年間の歴史の中でも、この1局はプロはすごいな、こんなところまで読むのかと感心するような将棋だったと思います」)

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(米長会長から推挙状が贈呈された)

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(銀杏)