対局翌日の17日は10時30分から黒部市「宇奈月国際会館 セレネ」で竜王戦第1局の記念イベントが行われました。指導対局やサイン会、親子将棋教室が行われました。この記念イベントは第2局から第4局でも行われます。お近くにお住まいの方はぜひご参加ください。
【第28期竜王戦七番勝負前夜祭・大盤解説会・記念イベントのお知らせ | イベント|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟】
イベントの収益は「読売光と愛の事業団」を通じて、東日本大震災の復興支援金として寄付されます。
【竜王戦 棋士と交流…第1局記念イベント : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)】
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ご観戦ありがとうございました。
ご観戦ありがとうございました。第28期竜王戦七番勝負第1局▲渡辺明棋王-△糸谷哲郎竜王戦は糸谷竜王の先勝となりました。
第2局は10月29・30日に札幌市「京王プラザホテル札幌」で行われます。次局もお楽しみに。
感想戦写真
(NHKと囲碁・将棋チャンネルの取材を受ける糸谷竜王。NHKでは七番勝負終了後1~2週間後にダイジェスト番組「激闘! 将棋竜王戦 ~第28期将棋竜王戦ダイジェスト~」を放送する)
終局直後
(初防衛に向けて先勝スタートを切った糸谷竜王)
(インタビューに答える糸谷竜王。報道陣がカメラを向ける)
糸谷竜王「ずっと苦しかったです。△5六角成(114手目)で難しくなったと思いました。(横歩取りは初めてでしたが、用意の作戦でしたかの質問に)そうですね、一応、はい。
なんとか勝ちを拾えてうれしいですけど、序中盤でだいぶ苦しくしてしまったので、そこが反省点です」
(インタビューに答える渡辺棋王)
渡辺棋王「受け方を間違えて食いつかれました。もう少しいい指し方が…。受けに回りながら駒損になってしまったので、そのあたりが悪かったかもしれません。
△8五桂(92手目)への対応に悩むうちにどうもあまりよくない手順を選んだようです。そのあとは激戦と思います。最終盤は少し足りなかったです」
糸谷竜王先勝
糸谷哲郎竜王に渡辺明棋王が挑戦する第28期竜王戦(読売新聞主催)七番勝負第1局は18時33分、142手で糸谷竜王の勝ちとなりました。消費時間は▲渡辺7時間59分、△糸谷7時間18分。第2局は10月29・30日に札幌市「京王プラザホテル札幌」で行われます。
渡辺棋王1分将棋に入る
最終盤戦
互いに玉が三段目に出てきました。玉頭戦は玉周辺に駒を配置させることが大事。渡辺棋王は▲9五銀と打ち、▲8四銀左からの詰めろをかけながら厚くしました。
糸谷竜王は△7五馬▲同歩△同馬▲8六歩△8八銀と上下から攻めたてます。後手も馬を7五に配して厚い格好です。後手勝勢とみられています。
18時の控室
関西将棋会館から
詰めろだった後手玉
図は114手目△5六角成と4七の角を成ったところ。一見、△6九金と金を取りたいところですが、なんと▲9三歩成△同香▲同香成△同桂に▲9四銀から手数は長いものの後手玉が詰んでいたようです。△5六角成は自玉にも利かして詰めろを消した手だったのです。
▲9四歩と取り込んだのは先手の損ともいえず、藤井九段の判断も変わりました。
難解な終盤戦、対局者は残り少ない時間の中、一人で険しい道を進んでいます。