17時頃の控室 控室に日本将棋連盟会長の佐藤康光九段が訪れました。図では△7五歩が佐藤康九段の第一感でしたが、永瀬王座の指し手は△5七銀でした。次は△6六銀成と、△4六歩~△4七歩成の狙いがあります。 (継ぎ盤では永瀬王座側を持って検討中) (玉響)
鳩森八幡神社 15時30分頃、鳩森八幡神社を散策しました。 (12月30日に斎行される年越の大祓ために、茅の輪が用意されていた) (ご神木の大銀杏は、今月17日夜に発生した強風の影響で、ほとんど葉が散ってしまった) (玉響)
柔軟な銀引き 図は7七にいた銀を8八に引いた局面。△8五歩▲同歩に△同桂が銀取りにならないよう、早逃げした意味ですが、△8六飛が生じるので浮かびづらいところでもありました。図からは△8六飛▲8七歩△8一飛が予想される進行ですが、そこで先手の手が広そうです。郷田九段の組み立てに注目されます。 (郷田九段は金銀すべてを守りに運用した) (玉響)
後手から動く 13時10分、△8六歩と後手が先攻しました。現局面で▲8六同銀なら△6五歩が4四角の利きを生かした突き出しになります。▲7九銀~▲8八銀上と穴熊のハッチを閉められてからでは▲8六同銀と取り返されてしまうので、▲8六同歩を強要させたかったと推測されます。 (玉響)
昼食休憩 12時、永瀬王座が19分使って昼食休憩に入りました。消費時間は☗郷田27分、☖永瀬1時間12分。昼食注文は、永瀬王座が「骨付き鶏もも肉のガーリックローストセット」(アンフォラ)、郷田九段が「麻婆豆腐焼きそば」(紫金飯店)。そのほか、永瀬王座はドリップコーヒー2つ、バナナ3本の買い出しも注文しています。対局は12時40分に再開されます。 (永瀬王座のメニュー) (郷田九段のメニュー) (玉響)
堂々たる入城 上図は7九にいた玉を8八に移動させて総矢倉を完成させた局面です。ここで△6五歩▲同歩△同桂が気になる筋ですが、以下▲6四歩△7二銀▲6六銀右△7七桂成▲同桂(参考図)と応じて先手十分の分かれ。銀桂交換の駒損ながら、6四に打ち込んだ歩のクサビが大きいです。 (朝の郷田九段) (玉響)