2021年12月21日 (火)

20211221_67控室に日本将棋連盟会長の佐藤康光九段が訪れました。図では△7五歩が佐藤康九段の第一感でしたが、永瀬王座の指し手は△5七銀でした。次は△6六銀成と、△4六歩~△4七歩成の狙いがあります。

A7304850(継ぎ盤では永瀬王座側を持って検討中)

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(玉響)


15時30分頃、鳩森八幡神社を散策しました。

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A7304828(12月30日に斎行される年越の大祓ために、茅の輪が用意されていた)

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A7304832(ご神木の大銀杏は、今月17日夜に発生した強風の影響で、ほとんど葉が散ってしまった)

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(玉響)

20211221_53図は7七にいた銀を8八に引いた局面。△8五歩▲同歩に△同桂が銀取りにならないよう、早逃げした意味ですが、△8六飛が生じるので浮かびづらいところでもありました。図からは△8六飛▲8七歩△8一飛が予想される進行ですが、そこで先手の手が広そうです。郷田九段の組み立てに注目されます。

A7304807(郷田九段は金銀すべてを守りに運用した)

(玉響)

20211221_4613時10分、△8六歩と後手が先攻しました。現局面で▲8六同銀なら△6五歩が4四角の利きを生かした突き出しになります。▲7九銀~▲8八銀上と穴熊のハッチを閉められてからでは▲8六同銀と取り返されてしまうので、▲8六同歩を強要させたかったと推測されます。

(玉響)

12時40分、対局が再開されました。

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A7304768(再開直前、永瀬王座は数秒ほど苦悶の表情を浮かべていた)

A7304796(再開後の一手は△9四歩)

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A7304819(郷田九段は▲9九玉と穴に潜る)

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(玉響)



20211221_4112時、永瀬王座が19分使って昼食休憩に入りました。消費時間は☗郷田27分、☖永瀬1時間12分。昼食注文は、永瀬王座が「骨付き鶏もも肉のガーリックローストセット」(アンフォラ)、郷田九段が「麻婆豆腐焼きそば」(紫金飯店)。そのほか、永瀬王座はドリップコーヒー2つ、バナナ3本の買い出しも注文しています。対局は12時40分に再開されます。

A7304720_2(永瀬王座のメニュー)

A7304717(郷田九段のメニュー)

(玉響)

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上図は7九にいた玉を8八に移動させて総矢倉を完成させた局面です。ここで△6五歩▲同歩△同桂が気になる筋ですが、以下▲6四歩△7二銀▲6六銀右△7七桂成▲同桂(参考図)と応じて先手十分の分かれ。銀桂交換の駒損ながら、6四に打ち込んだ歩のクサビが大きいです。

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A7304648(朝の郷田九段)

(玉響)