2023年3月19日 (日)

場内は広く、数えきれないほどのミニチュアがあります。ここでは一部をご紹介します。

Dsc_3389(アメリカゾーン。同時多発テロ事件で崩壊した「ワールドトレードセンター」もある。遺跡や建造物は歴史が詰まったものだ)Dsc_3397(アメリカの次は、エジプトゾーン。ピラミッドとアメリカの超高層ビル群が1枚の写真に納まった。撮影角度によっては、文化が重なり合った幻想的な風景が生まれる)

Dsc_3402(エジプトからヨーロッパは一っ飛び)

Dsc_3403

(ローマの「コロッセオ」が精巧に再現されている)

Dsc_3405(場外には、映画「ローマの休日」の撮影シーン。遺跡を単純に再現するのではなく、ストーリー性も考えられている)

Dsc_3414(スペインの「サグラダ・ファミリア」)

Dsc_3430(中国の「万里の長城」)

Dsc_3435(日本の広島・宮島にある「厳島神社」)

Dsc_3450

(紋蛇)

20230319106

図は4四に角を打ったところ。1手前の▲5三金で、渡辺棋王は一分将棋に入っています。受け切りを狙う藤井竜王に対し、渡辺棋王が魅せました。▲7三角成!が妙手。△5三飛と金を取られて大失敗に見えますが、▲7四馬と桂を取れば▲4五桂や▲4五歩△5五角▲5六香の楽しみがあります。後手玉は2筋に先手の歩がいるのでかなり狭く、特に飛車や金を渡すような強襲にはなかなか出られません。控室では1手指されるたびに「激戦」「熱戦だ」と声が上がっています。

(紋蛇)

20230319102△5一香と受けた局面は、残り時間が先手2分、後手20分です。藤井竜王は田楽刺しで受ける方針で、▲同成銀に△同飛と進んだ手が金取りになります。渡辺棋王は細い攻めをつなぐ技術に長けているので得意な展開になりましたが、気になるのは残り時間です。残り2分で藤井玉に食いつけるでしょうか。

Dsc_3788(再開明けの藤井竜王)

(紋蛇)

2023031989時刻は18時を過ぎました。控室では屋敷九段、鈴木九段、広瀬八段が検討していて、「激戦」の評判です。△5一角だと▲5三桂成△4一香▲5二成銀△8四角▲4一成銀△同飛▲4五香とされて、4三の地点が守りにくくなります。先手の攻めが妙にうるさく、後手が振り切るのは容易ではありません。
実戦は角を逃げずに△4二桂と打ちました。▲3三桂成に△同銀で壁を解消し、また角を渡したときの王手飛車を先受けする狙いがあります。

Dsc_3877

Dsc_3879

Dsc_3880

Dsc_3882
(紋蛇)

昨日「東武ワールドスクウェア」にいってきました。同所は世界の建造物や世界遺産を25分の1のスケールで再現したミニチュアがある博物館として知られます。

Dsc_3452(東武ワールドスクウェア)

Dsc_3387(世界各国のエリアがある)

Dsc_3376(屋外に再現されている。雨の中、多くの人が写真を撮っていた)

Dsc_3361(国会議事堂)

Dsc_3449(国会を手中に収める?)

(紋蛇)

2023031973渡辺棋王は▲5六香に1時間1分を使い、残り時間が42分になりました。対する藤井竜王は次の△5四歩に6分使い、残りが56分に。ともに残り1時間を切って、終盤戦を迎えようとしています。

(紋蛇)