2013年2月23日 (土)

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―― 非常に中盤から難しい展開だったと思うのですが。

渡辺 いきなり終盤戦になる将棋なので。

―― 優勢を意識されたのはどの辺りでしょうか。

渡辺 終盤で駒が取れて、▲6一飛と王手したところですね。

―― ▲9六角からの筋はずっとあったような将棋に思いますが。

渡辺 (タイミングは)本譜くらいかなと。

―― 五番勝負は1勝1敗のタイになって第3局以降の抱負をお願いします。

渡辺 残り3局、精一杯頑張りたいと思います。

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―― 一局を振り返って頂いて。

郷田 いや、おそまつな将棋でした。

―― 具体的にはどの辺でしょう?

郷田 作戦がかなりまずかったですね。全然ダメで分かってなかったです。

―― では中盤辺りはちょっと苦しかったような。

郷田 まあ難しいところがあればと思っていたのですが、ちょっと足らない感じで。

―― 第3局以降のお気持ちを。

郷田 いつも通り一生懸命やるだけです。

(吟)

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第38期棋王戦第2局は83手までで渡辺竜王の勝ち、五番勝負は1勝1敗のタイとなりました。
投了図以下△同銀は▲5二金△3一玉5一竜まで。△同金も▲5二金△3一玉▲4二金△2一玉▲5一竜△1二玉▲2一銀まで。
終局は17時48分、消費時間は▲渡辺3時間14分、△郷田3時間52分。

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右辺に逃げられる恐れを消してから、今度は左から。先手はカナ駒の入手が確定した。後手から早い攻めはないと見ているのだろう。橋本八段は検討を終え「これはけっこうな差になりました」と話す。

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(吟)

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(▲4七角とと金を抜いた局面の対局モニター)
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(継ぎ盤の前に座る橋本八段は▲4七角を見て「と金を抜かれたのは痛いんじゃないのかなぁ。手がなさそうに見える。してみると▲5九玉は読み切りの一着だったんだな」と話す。

(吟)

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いつか打たれるであろうと言われていた端角。▲7三歩成△同歩と桂得を果たし、▲9六角が放たれた。△7四角に▲8五桂が着手されると「なるほど、そういう構想か」「左辺に玉の逃げ道が出来てるのか」と控室は感嘆の声があがる。
本譜は▲8五桂に△3七歩成▲7三桂成と進行した。

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(要所に角を据え、後手玉を視野に入れた渡辺竜王)

(吟)