2013年3月10日 (日)

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渡辺竜王「△8七飛成と竜を作って攻めが切れなくなったので、勝ちになったかと思いました」

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郷田棋王「銀得でも自信がありませんでした。(9八銀の)形が悪いので……」

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Kiou201303100101_110 郷田真隆棋王に渡辺明竜王が挑戦する第38期棋王戦五番勝負第3局は、17時56分、110手で渡辺竜王の勝ちとなりました。消費時間は郷田3時間57分、渡辺3時間6分。この結果、渡辺竜王が2勝1敗となり、棋王奪取に王手をかけました。郷田棋王はカド番です。第4局は3月24日(日)に宇都宮市「宇都宮グランドホテル」で行われます。

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△8七飛成と成り込んだ局面は、「はっきり後手よしでしょう。▲7八金と受けるくらいですが、△8八角と打ち込まれて支えきれません。以下▲同金は△6七竜、▲6九玉は△6六角成、▲6八玉は△8二竜で収拾がつきません」(青野九段)
実戦は△7七金打(下図)と桂の利きに打って辛抱しましたが、これでは先手がつらいという評判です。
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「やはり▲2七桂の構想がよくなかったようです。間違いなく言えるのは、現局面が後手優勢であるということです。△7九金から飛車を成り込む手、△5六歩と取り込む手、他には△8八歩▲同玉△7九角という筋もあります」(青野九段)

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先手銀得で優勢の評判だったが、ここから▲3五歩△同歩▲2七桂△3六歩▲同飛△3四歩▲3八飛と進んで下図。
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この手順は、上の図で▲2七桂と打った勘定になる。次の▲3五歩は手抜かれてしまうため甘く、桂がややぼけている印象。青野九段は「△8七歩成▲同銀△8六歩▲9八銀△8七角からどんどん行ってどうですか。この瞬間は後手玉は非常に味がよく、むしろ先手相当に勝ちにくいですよ」

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HukuzakiMuroya

■日時 3月10日(日) 17時30分から開始。終局まで
■場所 関西将棋会館4F 多目的ホール
■解説 福崎文吾九段 
■聞き手 室谷由紀女流初段
■料金 一般は1500円。支部会員、65歳以上、学生、女性は1200円。道場入場者割引あり

※東京・将棋会館での大盤解説会はございません。

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