2014年3月16日 (日)

Img_6456(明日の対局の見どころを語る関係者)

Img_6467加藤九段「宇奈月温泉は10年前に立会人で来て以来です。そのときの対戦は谷川-丸山戦でした。39期のうち、私は第2期と第3期の棋王です。第1期から見ていて棋王戦に関しては歴史に詳しいかもしれません。ずっと出ずっぱりで指し続けていますから。
昨年渡辺さんが棋王を取られたときの宇都宮の対局で立会人でした。率直に言って私は、渡辺さんの棋譜は好きなんです。特に注目することが多いです。両者ともに明日の対局をいい気分で臨まれるのではないでしょうか。渡辺さんは2連勝していますが、三浦さんもA級順位戦の最終戦を勝たれました。気分よくなっていることでしょう。明日の対局は白熱した展開が予想されます」

Img_6498村田顕五段「渡辺棋王が先手ということで、居飛車だと思います。三浦九段が後手でどうするかが注目です。個人的には角換わりになると予想しています。第1局や2月のA級では横歩取りでしたが、別の形になると思います」

Img_6517 遊駒スカ太郎さん(記者)「渡辺棋王も三浦九段も序盤研究家。トップクラスの序盤戦が展開されるので、ヒッグス粒子の発見のような将棋が見られるのではないかと思います」

Img_6566青野九段「富山というと好きなのはホタルイカが好きです。一番の本場ですからね。また、ブリもこちらの寒ブリは全然違いますね。富山の魚はおいしいですね。
三浦さんはA級13期ですが、1期目がピンチでした。1勝6敗という降級確定に近いところで踏ん張って勝たれて、いまがあります。ピンチになると強いところもある。今回のA級も危ないところを勝った。ど根性のある将棋や人間性があります。
明日1勝したらとんでもないことが起こるのではという気持ちをさせる挑戦者です。彼のこれからの人生にかかわる1局かもしれない。彼にとって羽生さんたちの世代の棋士が重しになっているが、下からも渡辺さんが来ている。ここでだらしなく負けたら先行き危ないなというところがあって、単なるタイトル戦ではなく、重大な一局だと思います」

Img_6609室田女流初段「渡辺棋王が後手なら振り飛車もあると思いますが、相居飛車戦になると思います。村田先生解説お願いいたします」

Img_6622_2(中締め・日本将棋連盟支部連合会 村上 義和会長)

前夜祭の更新はこれで終わります。
対局は明日9時開始です。どうぞお楽しみに。

(写真=八雲、書き起こし=銀杏)

2014年3月15日 (土)

両対局者にインタビューが行われました。

Img_6291(渡辺棋王)
「富山県は4、5回ほど来ています。2006年のときに初めて来たのですが自然が豊かで温泉ですね。食べ物もおいしいところと思います。
宇奈月温泉開湯90周年ということで足湯で記念撮影をしました。温泉に入ってゆっくり寝られると寝つきも変わりますので、明日の対局に備えたいと思います。温泉宿ですと、よく寝られますので、ありがたい環境を用意してくださったと思います。
宇奈月温泉は何度か来ていますが、昨秋の竜王戦で来たときはいい思い出がなかったので、明日は縁起のいい場所にしたいです。明日は日曜ということでお客さんに来ていただけると思いますので、第1局のように熱戦で反響が大きい将棋を指したいと思います」

Img_6365(三浦九段)
「富山は初めてです。非常にいいところで対局できるのは幸せだなと。対局しなくて来られるのもいいとは思いましたが。
足湯は非常に気持ちよかったです。足をあまりまくらずに入って、渡辺さんに「危ない」と注意されてしまいました。足湯は長い間入っているとポカポカしてくるそうですね。あまり長い時間入れなかったのは残念でしたが、次はゆっくり入りたいですね。
先ほど青野先生のあいさつで、三浦さんはまだ力が出ていないという声もありました。力は出ているのですが、もう少し頑張らないといけません。皆さんの気持ちや期待にこたえられるようにしたい」

Img_6404(記念品贈呈)

Img_6438(花束贈呈)

Img_6450(対局者退場)

(写真=八雲、書き起こし=銀杏)

Img_6162(歓談中の渡辺棋王)

Img_6159(三浦九段)

サイン色紙抽選会が行われました。

Img_6228(渡辺棋王は「快戦」)
「決戦とよく間違われるのですが「決」じゃなく「快」です。勝負ではありますが、気持ちよく戦いたいということです」(渡辺棋王)

Img_6193(三浦九段は「信念」)

Img_6199(当選者には棋士から色紙を手渡しで)

Img_6207(青野九段は「道無古今」。真理には今も昔も無い、という教えだという)

Img_6236(加藤九段はおなじみの「直感精読」。当選した方は小躍りして喜んでいた)

Img_6261(村田顕五段は「棋楽」。将棋を楽しんでくださいの意)

Img_6268(最後は室田女流初段の「思無邪」。心情をありのままに表し、偽り飾ることがないの意)

(八雲)

Img_6102対局者入場。渡辺明棋王)

Img_6104(挑戦者、三浦弘行九段)

Img_6112(主催者挨拶・北日本新聞代表取締役社長 板倉 均)
「北日本新聞創業130周年記念、宇奈月温泉開湯90周年記念という中で開催させていただきました。多くの方のお力添えで迎えられたことをうれしく思います。
五番勝負は渡辺棋王が2連勝で、スリルある局面を迎えています。明日は白熱した好勝負を期待しています。棋王戦は5年に1度、北日本新聞が主催しています。10年前に行いまして、加藤先生に立会人として来られたことを懐かしく思い出します」

Img_6121(主催者挨拶・日本将棋連盟理事 青野 照市)
「渡辺さんは若き将棋界の第一人者。羽生世代をやっつける役目を一人で担っています。それをA級13年の三浦さんが挑戦する構図です。三浦さんは地力ある人ですが、力が出ていないようですが、七冠の一角を最初に崩した力がありますので、1勝返したら何が起きるか分からない楽しみのある五番勝負だと思います。
加藤先生は70を過ぎてバラエティ番組でブレイクされました。ひふみんと呼ばれて本人も非常によろこんでいらっしゃるようです。
地元の若き新鋭である村田五段、今週囲碁の棋聖を防衛された井山さんの奥さんである室田さんとすばらしいメンバーで盛り上げていきますので、一人でも多くの方に解説会にお越しいただきたい」

Img_6127(祝辞・黒部市長 堀内 康男様)
「北陸新幹線が来春開業し、黒部市に駅が新設され、黒部宇奈月温泉駅と決定しています。多くの方に新幹線で黒部や富山県に足を運んでいただきたい。関係者の皆さんには、ゆっくりと名湯に入っていただき、人情にも触れていただければと思います」

(写真=八雲、書き起こし=銀杏)