2013年1月 7日 (月)

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棋王戦はベスト4から敗者復活戦があるのが特徴だ。今期挑戦者決定戦第2局を戦う両対局者はともに黒星がついている。

2012年12月10日、勝者組決勝
▲渡辺竜王-△羽生三冠
角換わり腰掛け銀、119手で渡辺竜王の勝ち。

2012年12月26日、挑戦者決定戦第1局
▲羽生三冠-△渡辺竜王
矢倉、117手で羽生三冠の勝ち。

2013年1月7日、挑戦者決定戦第2局
▲渡辺竜王-△羽生三冠
矢倉、???

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(今期棋王戦では3度目の渡辺竜王-羽生三冠戦。郷田棋王に挑むのはどちらだろうか)

(吟)

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矢倉脇システムからの定跡手順だが羽生三冠は敵陣に角を深く打ち込み、渡辺竜王は棒銀で果敢に攻める。△1五同香▲同香△4七角成に▲1三歩と垂らすのが、オーソドックスな順だ。まだ時刻は11時10分を回ったところ。盤上ではすでに火花が散っている。

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(馬を作らせてしまうものの端から勝負の渡辺竜王)

(吟)

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(昨年12月26日に行われた挑戦者決定戦第1局では特別対局室の暖房が不調で、寒い中での対局となった。本局は両対局者の後ろに暖房器具が準備された。関係者によれば室温は大丈夫とのことだ)

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(吟)

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(第2局はあらためて振り駒が行われる。記録係の杉本和陽奨励会三段(21歳・(故)米長邦雄永世棋聖門下)が渡辺竜王の振り歩先で振り駒)

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(振り駒の結果、歩が3枚出て渡辺竜王の先手に決まる)

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(振り駒が終わり気息を整える羽生三冠)

(吟)

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2013年公式戦、年頭に特別対局室に座るのは渡辺明竜王と羽生善治三冠。郷田真隆棋王に挑戦するのは渡辺竜王か羽生三冠か。第38期棋王戦挑戦者決定戦第2局はまもなく対局が開始される。

インターネット中継は棋譜・コメント入力が八雲記者、本ブログを吟が担当致します。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(吟)