2010年3月30日 (火)

17時から関西将棋会館では大盤解説会が行われています。

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(大盤解説会場は満席)

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(解説は小林裕士六段)

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(検討していた糸谷五段がゲスト出演中)

(翔)

Kiou201003302_90 西川四段「はっきり後手がよくなったのではないでしょうか。先手から速い攻めが見当たりません」
大石四段「そうですね。△7七歩は大きな利かしでした。ここ(86手目)から▲同金△同角成▲4二龍は△5九銀(90手目)でまずそうに見えます」

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(2グループに分かれている検討陣も「後手優勢」で一致)

(翔)

Kiou201003301_77 まもなく18時。先手が手厚いか、後手が捌けるか。左図から△4七と▲同金△2五角▲8四銀△4七角成が検討されていましたが、実戦は△4四飛とズバッと切りました。
以下▲4四同飛△4三歩▲5四飛まで進んでいます。
チャット解説の西川四段「後手は飛車桂交換の駒損ですが、△3七と、△5六歩が大きく形勢は難しいと思います。どちらかというと後手持ちです」

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(検討も白熱)

(翔)

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(17時20分頃の棋士室)

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(68手目△5五同銀に▲7三歩成△同桂を入れてから▲5五銀上を検討)

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(阪口五段、矢倉六段が検討している。矢倉六段は久保棋王とは奨励会に入る前からの長い付き合い)

(翔)

Kiou201003302_61 西川四段「△5四飛と指したいです。▲4六飛には△2四角があるので▲3五銀だと思います。そこで△5五銀はどうでしょう」

Kiou201003302_62石四段「そうですね。(左図から)▲3五銀△5五銀は捌けそうですか。▲3三歩成△同桂▲3四飛という展開はどうでしょうか」

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(16時50分頃の棋士室)

検討陣からは「後手が捌けてきた」と言われ始めています。

(翔)

Kiou201003301_46 西川和宏四段「△5六歩ですか。▲同歩に△5五歩ですね。こちらの方が飛角の働きがよく、本筋という気がします」
大石直嗣四段「△3一角~△7二飛の構想も考えられましたが△5六歩でしたか。▲同歩なら△5五歩と合わせるか、△6五銀とぶつけるのではないでしょうか」

Sanko06 西川四段「△6五銀ですか。過激ですね。▲同銀△9九角成▲8八銀△9八馬▲8六角(参考図)で次に▲7七角を見てどうでしょう」
大石四段「なるほど、踏み込みすぎですか。穴熊らしい展開というのもありそうですけど」
西川四段「確かに穴熊らしい展開ではありますね」

(翔)

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(久保棋王のおやつはショートケーキ・フルーツ盛り合わせ・ホットコーヒー)

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(佐藤九段のおやつはフルーツ盛り合わせ・ホットコーヒー・オレンジジュース)

(翔)