10時現在、27手目▲8六歩まで進みました。
谷川九段に、ここまでの進行について話を聞きました。
「久保さんは▲6六歩を止めた石田流なら十分と思っているのではないでしょうか。この将棋のように、△8四歩~△8五歩から角交換型を選択されたときが懸案だと思います。収まると千日手になりやすいですので。
久保さんは▲8六歩に命運をかけたといえばオーバーですが、この形で打開しようということですね。▲8六歩で▲6六銀と上がる形の将棋もありますが、手詰まりが現実的になります。9筋を事前に突き合ったのは間合いを計ったということです。どこで仕掛けるかを考えて指されたのだと思います」
(銀杏)
2012年3月17日 (土)