加藤女流四段の勝利 ▲松下-△加藤桃戦は13時20分、76手で加藤女流四段の勝ちとなりました。消費時間は▲松下1時間39分、△加藤1時間9分(チェスクロック使用)。勝った加藤女流四段は本戦準決勝に進出。挑戦者決定戦進出を懸けて、次戦で西山朋佳女流二冠と対戦します。
厳しい銀捨て 図は加藤女流四段が取れる金を取らずに王手で銀を捨てたところ。厳しい銀捨てで▲6九同玉に△6六飛と王手で金を取ることで5六の銀を取る余裕を与えません。実戦は△6六飛以下、▲6八歩△4八銀不成▲2八飛△5八金▲7九玉△4八銀不成と進んで後手が金得となり、加藤女流四段がはっきり優勢となりました。 (加藤女流四段は厳しい踏み込みを見せて優勢に立った)
対局再開 12時40分に対局再開。加藤女流四段はすぐに△6四歩を着手しました。▲6四同歩には△同飛から△4四飛の狙いがあり、△4四飛以外にも△7五歩▲同銀△4七銀成▲同玉に△6九飛成のような強襲もあります。 (対局再開直前の対局室) (加藤女流四段は再開のアナウンスと同時に△6四歩を着手した) (着手を見た松下女流初段は険しい表情で盤面を見つめる)