昼食休憩 図の局面で加藤女流四段が12分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲松下1時間4分、△加藤54分(チェスクロック使用)。昼食時の注文は松下女流初段が一期一麺の「とり天親子丼」。加藤女流四段の注文はありませんでした。対局は12時40分に再開されます。
機敏 図は加藤女流四段が5四にいた銀を4五に出たところ。次に△3六銀が狙いですが、▲2六飛だと△1五角があります。本譜は▲3八飛でしたが、△7五歩(下図)が継続の攻めで、▲同銀は△5六銀。▲7五同歩も△7六歩▲同金に△5六銀があります。放置も同様の筋があり、隙ありと見た加藤女流四段の動きが機敏だったかもしれません。松下女流初段はここで被害を最小限にとどめて立て直したいところです。 (松下女流初段は被害を最小限にとどめて立て直したい)
加藤女流四段が仕掛ける 図は▲5九角に加藤女流四段が△6五歩と仕掛けていったところ。本譜は▲4八角でしたが、代えて▲6五同歩△同銀▲6六歩は、△同銀の突進を気にしたでしょうか。以下▲同銀△同角▲同金△同飛のときに先手は歩切れで、▲6七銀と打つしかのでは不満だったかもしれません。実戦は▲4八角以下△6六歩▲同銀△7四歩(下図)と進んでいます。 (加藤女流四段は後手番ながら積極的に動いていった)
戦型は後手右四間飛車 松下女流初段の先手で始まった本局は、▲7六歩△8四歩▲2六歩△8五歩▲2五歩△3二金▲7七角△3四歩▲6六歩の出だしから、後手の加藤女流四段が腰掛け銀から右四間飛車の作戦を採用。松下女流初段は8八に銀を上がり、矢倉模様での対抗を見せています。 (松下女流初段は得意とする7七角型から矢倉を目指す駒組みを見せた)