2011年6月30日 (木)

本局は85手を持ちまして先手の矢内女流四段の勝利となりました。終局時刻は15時22分、消費時間はチェスクロック使用で▲矢内2時間6分△小山田2時間27分でした。

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(馬谷)

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図は14時35分頃の局面。小山田アマは竜を切って△2三銀と自陣に駒を投入した。2三に駒を打たれる手(▲2三金や▲2三香)を防いだが、飛車を渡したため図の▲4一飛が厳しい反撃になった。次の▲8一竜が詰めろになる。△2三銀の裏をつく攻めで、これを受けきるのは至難の業だ。ここから小山田アマは△1六桂と王手し、▲同香△同歩▲1五桂(下図)と進んだ。

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この反撃がとてつもなく厳しい。銀を逃げると▲4三竜△同金▲3二銀で後手玉はほとんど寄り形。難解な中盤から急転直下、後手にとって苦しい戦いになってしまった。

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(対局再開時の小山田アマ。苦しい局面を跳ねのけてチャンスを見いだせるか)

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図は13時50分頃の局面。矢内女流四段が5三の竜を8三に逃げたところだ。激しい展開から互角のさばき合いになり、均衡のとれた局面を迎えている。控室の片上六段は局面を見て、「いい勝負です。しかし手が見えにくい局面ですね。読まないと手がわからない。悪手が出そうな局面でもあります」と話した。候補手は△5六歩。これにと金作りを防いで▲5八歩なら、先手は歩切れになるので後手は得をするわけだ。そこで再び考えることになるが、「△2四銀と打っておく手はあるかもしれない」と片上六段。穴熊の端は大事な玉頭でもある。ここを守っておく手は損にならないだろう。

実戦は△2四歩▲1三桂成△同銀▲6八歩(下図)と進んだ。

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これが14時頃の局面。小山田アマはすぐに△2四歩と桂を取りにいった。対する矢内女流四段は▲1三桂成△同銀で香を取ってから▲6八歩。竜の動向を聞いている。竜の行き先は7八か6一か。

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(矢内女流四段。写真は対局再開時のもの)

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