終局直後のインタビュー
終局直後の両対局者にインタビューが行われました。なお、本局ではインタビュー中のスチール撮影はありません。ご了承ください。
【西山女流二冠の談話】
―― 一局を振り返って、どのような将棋でしたか。
「ダイレクト向かい飛車の一番突っ張った将棋になって。手持ちの金をどこに使うか。使わなければならないという、その辺りが形勢の境界線なのかなと思っていて。戦いになって、本当に難しいかなと思っていたのですけど。打ったところ(68手目△3五金)も自信があったわけではなくて。難解な局面が続いていたのかなと思いました」
――手応えを感じた局面はどの辺りでしょうか。
「▲6八金打(83手目)が手強い受けかと思っていたのですが、△5七と(86手目)▲同金上△4七銀成が見えて。思ったより攻勢が取れているのかなと思っていて。自玉がしばらく安泰なので、実戦的には結構、こちらの手の難易度のほうがわかりやすいのかなと思いました」
――これで2期連続挑戦となりました。連続挑戦を決められての感想をお願いします。
「女流王座戦には何度か挑戦させていただいていて。不出来な内容も多かったのかと、記憶に残っているところではあるので。少しでも、そういったところを踏まえて、いい将棋を求めて頑張っていきたいなと思っています。
【中女流三段の談話】
―― 一局を振り返っていかがでしたか。
「仕掛けてから、ずっと自信がない将棋だったかなと思います」
――挑戦者決定戦は敗れましたが、この結果については、どう受け止めておられますか。
「いまの自分の実力では仕方がないのかなと思っています」
――西山女流二冠とは初手合いでしたが、対戦してみての印象をお願いします。
「タイトル保持者とは勝ち上がらないと対局できないので。対局できてよかったです」
西山女流二冠が2年連続挑戦
図の局面で中女流三段が投了しました。終局時刻は16時40分。消費時間は▲中3時間0分、△西山2時間47分。勝った西山女流二冠は2年連続の挑戦を決めました。
後手優勢
図は16時28分の局面。
ここまでの消費時間は▲中3時間0分、△西山2時間42分。
西山女流二冠の猛攻が続いています。角取りを放置して△4六桂が好手。これで後手の攻めが続くと見られています。西山女流二冠が一気に流れに乗りました。2年連続の挑戦が近づいています。







