2025年9月12日 (金)

2025091294図は16時20分頃の局面。
ここまでの消費時間は▲中2時間58分、△西山2時間39分。
手厚い先手が好調と見られていた局面から、西山女流二冠が剛腕を発揮して、先手陣に飛車を成り込みました。図の△4五金も厚い攻めで好手と見られています。どうやら形勢は逆転模様。中女流三段は持ち時間をほぼ使い切っていることも不安材料です。

2025091273図は15時40分頃の局面。
ここまでの消費時間は▲中2時間35分、△西山2時間21分。
一時は後手がうまく立ち回って有利になったのではないか、と見られていた局面もありましたが、現局面は桂を成り捨てて飛車を成り込んだ先手が手厚く、好調と見られています。例えば、図から△2二歩は▲3三歩成と勝負されて、後手がつらくなります。とはいえ、先手陣もかなり攻められるので、一手間違えれば、すぐに状況が逆転してもおかしくありません。残り時間も少なくなっているため、ここから勝負所になりそうです。

Dsc01882_2 桂を犠牲に飛車をさばいた中女流三段が好調と見られている。

Dsc01866 終盤力に定評のある西山女流二冠は勝負に持ち込めるか。

2025091251図は13時45分頃の局面。
先手は▲2三角と飛車取りに角を打ちこみ、△4二飛に▲6六歩△4三角▲6七角成と自陣に馬を作りました。控室では「先手陣が手厚い」と評価されています。一方、後手は図から△2五歩▲2九飛に△3六歩と桂頭を目標に反撃に出ています。相手の手に乗った好調子の反撃で、こちらも主張があります。

Dsc01874 中女流三段が手厚い陣形を築いた。

Dsc01877 西山女流二冠は手順に反撃に出ている。