2013年7月11日 (木)

飯塚祐紀七段は、中継室を訪れるとスマートフォンで本譜の進行を確認しながら現在の局面について見解を述べてくれた。

Photo_33飯塚七段「駒得の後手が指せていると思います。しかし先手が穴熊なので、食いつかれたら負けになります。ここから後手は全部正確に指さなくてはなりません。清水さんが追い込めるかどうかですね」

Ssssずっと難しい勝負だとは言われてきたが、ここに来て後手持ちではないかという意見が出た。しかし、「ミスが許されない状況で、正確に指し切らなくてはいけない」という条件付き。やはり、実戦的には難しい勝負ということのようだ。

後手の渡辺女流1級は、残り時間が19分と少ないのが痛いところ。どうなるだろうか。

16時頃、中継室を訪れる棋士からは「先手有利」といった声が多く聞かれるようになってきたが、室岡七段は同意しながらも「まだ難しい勝負では」と付け加えた。

15_3(真剣な面持ちで検討をする室岡七段)


室岡七段「先手玉は堅いですが、攻めが少し細いように感じます。まだ大変な勝負だと思います」

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確かに、もし先手がゆっくりしているようならば、後手には△2七歩成から4五桂も活躍させていくような攻め手がある。

今日1日を通して、様々な棋士から「形勢は先手がいいと思われるが、実際にどうやってよくしていくかは難しい」といった言葉が聞かれる。決してまだ簡単な勝負ではないようだ。

Idou(棋譜用紙を見て、進行を確認する井道女流初段)

62(図の現局面について)
井道女流初段「先手の穴熊が堅く、対する後手玉が薄いことが気になります。玉が薄いと、何かと反動が大きいですし。ほかには、攻撃の権利として先手だけ5筋の歩が切れている点も大きいかもしれません。後手は5筋に歩を垂らせたら随分と状況が違うのですが……」

Idou_2吉田五段「難しい局面ですが、後手は勝ちにいく手が難しいです。先手有利だと思います」

Photo_31東京・将棋会館では、普段から2階の道場で様々なイベントが開催されている。
今日は、15時から藤森哲也四段による指導対局が行われていた。

皆さんも、機会があれば是非とも将棋会館でのイベントにお越しください。

Photo_32(一度に3人を相手にして、次々に指し手を進めていく藤森四段。終局後は、簡単に感想戦が行われる)