2016年1月 6日 (水)

Dsc_6061 (伊藤女流二段がインタビューに答える間、加藤女流王座はタオルで口元を押さえていた) 

Dsc_6093 (感想戦が進むにつれて、表情が戻っていく) 

Dsc_6101 (敗れた伊藤女流二段) 

Dsc_6115_2 (伊藤女流二段は初の番勝負で加藤女流王座をここまで苦しめた。ふたたび登場する日も、遠くないだろう) 

Dsc_6136 (初タイトルの女流王座獲得を4期まで伸ばした加藤女流王座。親友を下し、防衛を勝ち取った)

Dsc_6046 (終局直後) 

Dsc_6050 (防衛を果たした加藤女流王座。女流王座は4期目の獲得となった)  

--加藤女流王座、お疲れ様でした。一局の感想をお願いします

後手番でしたが、攻める態勢ができて自分らしい将棋が指せると思いました。しかしちょっと感情的に指してしまって。もっと読みを深くしないといけないと、指しながら反省していたんですけど……。最後は自玉が詰まないことを読みきって、見きれたのでよかったです。

--シリーズ全体を振り返っていかがですか

第6局まであるのは自分にない経験で、濃厚なシリーズでした。どの将棋も伊藤さんが押していて、伊藤さんのよさが出た将棋だったと思います。私が勝った将棋も負けていたことが多かったし、本当にどちらへ転ぶかわからないと思っていたんですけど、でも今日は絶対勝ちたかったので。シリーズ全体を通して充実していました。本当に勉強になって、今後に繋がりそうな番勝負だったと思います。

--これで女流王座を防衛となりました。感想をお願いします。

体調や技術面が不安定なところも多かったシリーズでした。しっかり指したいという気持ちがあったのにしっかりできなかったので、今度こそタイトル保持者としてちゃんと指したいと思います。

Dsc_6068 (追い込んだ伊藤女流二段。初タイトル獲得はならなかった)

--伊藤女流二段、お疲れ様でした。一局の感想をお願いします。 

そうですねぇ……。まずまずの展開だと思いましたが。うーん、明らかに最善手が指せていない、自分から悪くしている部分がありました。それが反省ですね。

--シリーズ全体を通していかがでしょう。

第6局ということで、年末年始は頭がいっぱいでした。ただ第6局まで指せたのが私にとっては印象的で。いままで本当にまさかまさかの連続で。シリーズは、自分にとってできすぎだったかなと思うんですけれども。しかしせっかく最終局まで来たので、もうちょっと……。加藤さんがおっしゃったように、私がよかった将棋もあったので、そこをちゃんと勝ちきれなかったのが、自分の実力不足なんだなと感じたシリーズでした。

--初タイトル獲得はなりませんでした

今回、タイトル挑戦できたのが自分にとってすごいいい経験になりました。なかなかできることではないと思うので、今後の成長にすごく繋がるんじゃないかなと思っています。これからまた、こうやって対戦ができるように頑張っていきたいと思います。

20160106a

加藤桃子女流王座に伊藤沙恵女流二段が挑戦する第5期リコー杯女流王座戦第6局は、17時21分に106手で加藤桃子女流王座の勝ちとなりました。消費時間は▲伊藤2時間59分、△加藤2時間26分。勝った加藤女流王座は3勝2敗1持将棋で防衛を果たしました。(銀杏)

20160106aitoukatou91図は▲8一竜と入ったところ。後手は銀桂を渡すと、▲3一銀からトン死する可能性があります。以下△1二玉は▲2四桂△同金▲9二竜△同香▲2二飛まで。慎重に考えて寄せなければいけません。