▲加藤－△甲斐戦は図の局面まで前例がありました。今年４月、両者の初対戦となった第39期女流王将戦本戦。107手で加藤女王が勝ちました。当時は図で△６二飛でしたが本譜は△６六歩。以下▲６八金引で甲斐女流五段が手を止めています。

（甲斐女流五段が先に工夫を見せた）

（受けて立つ加藤女王）

（加藤桃子女王）

（甲斐智美女流五段）

（朝の様子）

10時、定刻通りに対局が始まっています。先手番の伊藤女流二段は初手▲７六歩。中村女流三段は△３四歩と応じ、相振り飛車模様に進みました。

（先手番の伊藤女流二段）

（後手番の中村真女流三段）

（局面は相振り飛車模様）

本日は本戦から２局を中継します。
中継担当は紋蛇と牛蒡です。よろしくお願いします。

加藤桃子女王－甲斐智美女流五段

中村真梨花女流三段－伊藤沙恵女流二段

感想戦は先手が飛車角交換したあとの局面を中心に行われた。

上田女流三段は、途中からリードを広げ、終盤は危なげなく押しきった。

角を切るタイミングを逸したのが痛かった、と清水女流六段。

感想戦は16時15分に終了した。

本局の中継は以上で終了いたします。ご観戦ありがとうございました。

126手まで上田女流三段が勝ちました。終局時刻は15時58分。消費時間は、▲清水２時間41分、△上田１時間52分。

図は15時50分過ぎの局面。先手が辛抱を続けていますが、状況はかなり厳しくなってきたようです。後手勝勢と見られています。

図は14時過ぎの局面。
後手は桂香得で、自陣の遊び駒の銀も前線に繰り出しました。先手も盤面左側で好形を築いていますが、駒損の不利の代償を得ているとまではいいがたいところ。いまのところ、流れは後手にあると見てよさそうです。

対局再開前、上田女流三段は背筋を伸ばして再開時刻を待つ。清水女流六段は優雅な所作でお茶を口にした。

対局が再開されると、清水女流六段はすぐに▲６七金右を着手。

それを見た上田女流三段がぐっと前傾姿勢を強めた。

12時０分、この局面で清水女流六段が６分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲清水56分、△上田47分。昼食の注文は上田女流三段が「冷やしたぬきうどん」（ほそ島や）、清水女流六段は注文ありません。対局は12時40分に再開します。