14時20分頃の局面です。岩根女流二段が仕掛けました。

同じ頃、千駄ヶ谷には雨が振りだし、一気に激しくなりました。

（甲斐倉敷藤花は手抜いて▲９五歩と攻め合いへ）

（14時30分頃の将棋会館玄関の地面。激しい雨だ）

12時50分頃、先に岩根女流二段が着座。13時を過ぎて１、２分して甲斐倉敷藤花が対局場に戻ってきました。それからしばらく考慮を続けています。10分ほど使って▲４六歩と突きました。

（甲斐倉敷藤花が時間を使う）

（岩根女流二段は１時間ほど多く使っている）

（再開直後。対局場には岩根女流二段のみ）

図の局面で甲斐倉敷藤花が２分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲甲斐30分、△岩根１時間23分。対局は13時から再開されます。

（昼食休憩時の盤面）

（対局室）

図は10時30分頃の局面です。戦形は相振り飛車となりました。

（初手▲７六歩と指す甲斐倉敷藤花）

（岩根女流二段の２手目は△３四歩）

（先手となった甲斐智美倉敷藤花）

（後手の岩根忍女流二段）

（対局開始までは和やかな雰囲気で準備が進められていた）

おはようございます。

本日７月24日（金）は第５期リコー杯女流王座戦本戦１回戦より以下の中継を行います。

• 甲斐智美倉敷藤花　対　岩根忍女流二段

http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/5/joryu_ouza201507240101.html

対局は10時から、東京・将棋会館「飛燕」にて行われます。持ち時間は各３時間。先後は振り駒にて決定されます。

本日はよろしくお願い致します。

（朝の東京・将棋会館）

※本日の写真はすべてPENTAX K-30で撮影したものです。

（終局後、ハキハキとした口調で感想戦を行う両対局者）

勝った中村女流三段は２回戦で甲斐智美倉敷藤花－岩根忍女流二段戦の勝者と戦う。

感想戦後、中村女流三段にお話を伺いました。

――　本局を振り返ってみていかがでしたか。

中村　渡部さんとは何局か公式戦で指していて粘り強いのは知っていたので、最後まで気が抜けませんでした。▲６三歩成（45手目）でと金を作った辺りは成算があって踏み込んだのですが、実際は大変だったのかもしれません。

――　△４九飛成（84手目）では単に△５九桂成とされると難しかったようですね。

中村　７七の銀を取られるものだとばかり錯覚していて。単に桂を成られていたら悪かったと思います。

――　勝ちになったと思った局面は。

中村　入玉模様になって捕まりにくくなって勝ちになったかなと。

――　相手は決まっていませんが次戦以降の抱負をお願いします。

中村　強敵ぞろいですが、しっかり勉強して上を目指したいと思います。

リコー杯女流王座戦、次回の中継は7月24日（金）甲斐智美倉敷藤花－岩根忍女流二段戦です。どうぞお楽しみに。ご観戦ありがとうございました。

179手まで中村女流三段が制し、２回戦進出を決めた。終局時刻は17時54分。消費時間は、▲中村２時間36分、△渡部２時間59分。

感想戦終了後、西山奨励会二段にお話を伺いました。

――本局の総括をしてください。

西山　対局相手について事前に調べて、予想通りの作戦になりました。簡単なことなんですけど、（24手目）△４五歩と突いて矢倉を防ぐというのが作戦で、（52手目）△１六香と走ったところではうまくいったと思いました。
ただ59手目ですか。▲３四角と打った手がいい手で、二択で間違えてしまいました。ここでは△１九飛成～△２八香がありました。その後、（66、67手目）△６六香▲６七香に△１七桂不成の予定だったのですが、ここでも誤算がありました。△１七桂不成では放置して香を取られて悪いです。甘いところがあったのが反省点です。

――次局は中井広恵女流六段との対局です。抱負をお願いします。

中井先生とは初めての対局で、小学生の時から棋譜を見てあこがれてきた先生ですので、対局できるのが楽しみです。

（西山奨励会二段が終始攻め続け押し切った）

（小野アマは必死の防戦も、チャンスが巡ってこなかった）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。