（終局直後の対局室。投了した盤面のまま、対局を振り返る）

（飯島七段も終局後の様子を見守る）

（本戦初登場の北村女流１級だったが加藤女王の壁に跳ね返された）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

▲加藤桃子女王－△北村桂香女流１級戦は、91手にて加藤女王が勝利しました。
▲７二金と打たれた投了の局面、後手が駒を打つスペースがなく受けがない状況だった。

飯島栄治七段「北村さんは△２四歩（32手目）の仕掛けに無理があったように感じます。しかし、待っていると先手だけ有効手がある状況でしたから仕方ない部分もある。そう考えると、加藤さんがそういった展開になるよう序盤で上手く作戦勝ちに出来たのが大きかったのだと思います」

▲６二金と加藤女王が貼りついた局面。先手は２枚飛車。▲６二金を△同銀は▲８一飛成まで。△同金は▲７一飛成△同馬▲同竜で後手は馬を消されてしまう。先手陣は手付かず。勝勢と言っていい局面だ。

▲１六角△６二金打に先手が▲４九金と打った局面。竜と角、大駒の両取りだ。これは先手優勢だろう。ここから後手はうまく切り返すことができるか。

（大駒の両取りで局面をリードした加藤女王）

本日の対局立会人を務める飯島栄治七段は「角と銀の働きの違いで先手優勢」と話している。

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

（感想戦は13時50分頃に終了した）

（勝った西山奨励会初段。２回戦で甲斐智美女流王位・倉敷藤花－清水市代女流六段戦の勝者と戦う）

（感想戦後、中継室に立ち寄り本局を振り返る西山奨励会初段）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

（終局後、しばし口頭で局面について話す）

（早指しで快勝の西山奨励会初段。消費時間は19分だった）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

▲西山－△本田戦は西山奨励会初段が勝ちました。

ベスト８一番乗りです。

終局時刻は13時35分。消費時間は▲西山19分、△本田１時間55分。

２三の地点でバラバラにして西山奨励会初段は▲３一飛と敵陣へ打ち下ろした。次に▲２一飛成～▲３四金打の詰めろになっている。これは西山奨励会初段の強烈な攻めが決まっているように見える。

（再開後の一手、▲２五歩を着手する西山奨励会初段）

（△２五同歩を着手する本田女流三段）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

（前傾姿勢が深くなる加藤女王）

（扇子を大きく広げて考え込む）

（昼食休憩前に△２四歩と仕掛けた北村女流１級。加藤女王の指し手を待つ）

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。