昼食休憩前、貞升女流初段は△6四歩と戦いを起こしました。▲同歩なら△同銀で、中央を手厚くできます。中井女流六段は▲6八飛と応戦しました。戦いの起こった筋に飛車を回る、振り飛車らしい指し回しです。貞升女流初段も△6二飛と対抗しています。
驚くのはここからです。▲9五角!△6三飛▲7七桂!
非常に軽い指し回しです。飛び道具を次々に活用させました。狭い場所にいる9五角、2二角のラインに入っている7七桂をうまくさばけるのかに注目です。
昼食休憩前、貞升女流初段は△6四歩と戦いを起こしました。▲同歩なら△同銀で、中央を手厚くできます。中井女流六段は▲6八飛と応戦しました。戦いの起こった筋に飛車を回る、振り飛車らしい指し回しです。貞升女流初段も△6二飛と対抗しています。
驚くのはここからです。▲9五角!△6三飛▲7七桂!
非常に軽い指し回しです。飛び道具を次々に活用させました。狭い場所にいる9五角、2二角のラインに入っている7七桂をうまくさばけるのかに注目です。
戦型は中井女流六段の中飛車になりました。意表の戦型ですが、一手前の△4二銀で居飛車穴熊などの持久戦策を取りにくいことに注目したものと思われます。ただ、貞升女流初段は振り飛車に急戦を得意にしていますので、対抗形に誘導されたのはそこまで気にならないでしょう。
▲2八玉は10時40分過ぎの局面。お互いに銀を向かい合う形になりました。最近では見慣れない形ですが、双方がどういう陣形を目指すかに注目です。
(中井女流六段の振り歩先で振り駒が行われ、歩が3枚。中井女流六段の先手が決まった)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。
10時になり、対局が開始されました。
(中井女流六段の3手目は▲6六歩。角換わりや横歩取りを避けた手だ)
(角道を止められた直後の貞升女流初段。この展開は予想していただろうか)
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。
7月4日は女流王座戦本戦1回戦より中井広恵女流六段-貞升南女流初段をお送りいたします。
百戦錬磨の中井女流六段に貞升女流初段がどう挑むか。戦型は相居飛車が予想されるところです。
インターネット中継は棋譜・コメント入力を梅、ブログを紋蛇が担当いたします。どうぞよろしくお願いします。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。
終局時刻は13時35分。消費時間は▲西山奨励会初段19分、△本田女流三段1時間55分。
終局は14時50分。消費時間は▲加藤女王1時間51分、△北村女流1級1時間25分。
明日7月4日(金)は中井広恵女流六段(フリー棋士)-貞升南女流初段戦が行われます。お楽しみに。本日はご観戦ありがとうございました。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。