2026年9月 8日 (火)

2026090846 12時、46手目△4五同歩の局面で、伊藤女流四段が19分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲伊藤女流四段1時間20分、△西山女流四冠38分です(持ち時間は各3時間、チェスクロック使用)。昼食注文は、西山女流四冠が「エビフライ定食(ライト)」(ふじもと)。伊藤女流四段の注文はありませんでした。対局は12時40分から再開されます。

Krm_0085_2(エビフライ定食・ライト)

2026090844 図は11時30分頃の局面です。西山女流四冠は金無双から銀冠への組み替えを目指すなか、伊藤女流四段は▲4五歩と仕掛けました。△4五同歩には▲同桂△5一角▲2四歩△同歩▲2二歩が攻めの一例として挙げられます。後手の囲いが整う前に動けたのは、大きなポイントです。西山女流四冠の対応に注目です。

Krm_0012(伊藤女流四段は積極的に仕掛けた)

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伊藤女流四段の先手番で始まった本局。西山女流四冠が四間飛車に振ると、伊藤女流四段は居飛車で対抗します。西山女流四冠が四間飛車を採用するのは、本戦1回戦の内山あや女流二段戦以来となります。

【第16期女流王座戦本戦▲内山あや女流二段-△西山朋佳女流三冠】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/16/joryu_ouza202607270101.html

2026090832_4 2図は10時45分頃の局面です。伊藤女流四段は▲7七角(21手目)から持久戦を志向すると、西山女流四冠は金無双に囲いました。すでに前例のない局面となっており、両者の構想力が求められます。

Krm_0023(西山女流四冠は四間飛車に振った)

過去の対戦は26局あり、西山女流四冠が20勝、伊藤女流四段が6勝です。女流王座戦では第9期(2019年度)に挑戦者決定戦で対戦しており、西山女流四冠が勝って挑戦権を得ました。

【第9期女流王座戦挑戦者決定戦▲伊藤沙恵女流三段-△西山朋佳女王】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/9/joryu_ouza201909090101.html

戦法に着目すると、西山女流四冠が飛車を振り、伊藤女流四段が居飛車で構える展開が多いです。振り飛車は三間飛車が最も多く12局、角交換振り飛車が5局、四間飛車が4局と続きます。本局では、西山女流四冠はどこに飛車を振るか注目です。

本局は椅子対局で行われます。振り駒は西山女流四冠の振り歩先で、と金が4枚。伊藤女流四段の先手番と決まりました。10時、対局が始まりました。

20260908_krm_0048(先手番の伊藤女流四段)

20260908_krm_0063_2(後手番の西山女流四冠)

20260908_krm_0041(対局開始前の様子)

福間香奈女流王座への挑戦権を争う、リコー杯第16期女流王座戦挑戦者決定戦の西山朋佳女流四冠-伊藤沙恵女流四段戦をお送りします。西山女流四冠は前期以来、伊藤女流四段は第5期(2015年度)以来の挑戦を目指します。
対局は9月8日(火)10時から、東京・将棋会館「特別対局室」で行われます。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使いきると1手60秒未満の着手となります。先後は振り駒で決定します。

【主催:株式会社リコー】
https://www.ricoh.co.jp/
【主催:日本将棋連盟】
https://www.shogi.or.jp/
【特別協力:日本経済新聞】
https://www.nikkei.com/

本局の中継は、棋譜コメントを玉響、ブログを胡桃が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/16/joryu_ouza202609080101.html

2026年9月 2日 (水)

Joryu_ouza20260902010189図は14時半頃の局面。
先手優勢と見られていた昼食休憩時の局面から、終盤に入って先手の攻めが一瞬緩んだ隙に反撃に転じた伊藤女流四段が、鋭い攻めを繰り出して追い上げています。
「まだわずかに先手が残していると思いますが、差はかなり詰まりました。伊藤女流四段にチャンスが来ていると思います」(堀口弘八段)