終局後インタビューが行われました。
【福間女流王座の談話】
――一局を振り返って、どのような将棋でしたか。
福間 こちらから先攻していく形になりました。攻めていって少し模様がいいのかなと思っていたのですが、そのあとなかなか決めきれなくて。だいぶおかしくしてしまったかなと思っていました。
――終盤は長引きましたが、形勢をどのように見ていましたか。
福間 少しリードは保っているようにと思って指していました。
――女流王座4連覇の感想は?
福間 今期はいろいろな方々に支えていただいたので、タイトル戦を戦うことができてすごく感謝しています。
【西山女流三冠の談話】
――一局を振り返っての感想をお聞かせください。
西山 あのタイミングで▲4一角(57手目)と打たれるとはあまり思っていなくて。守勢になってしまって。歩切れの攻めではあるので切らせるような感覚で指していたのですが、▲5二角打の筋とかがかなり厳しかったので、どう厚くしても入玉は難しい展開だったのかなと思いました。
――玉を上部に逃げ出したあたりはどう見ていましたか。
西山 ▲8九飛(127手目)と回られたあたりは少し勝負になった気がしたのですが、歩を連打(△8八歩~△7八歩)したところで入玉が難しい将棋になってしまったのかなと思いました。
――シリーズ全体を振り返って。
西山 ストレート負けということで反省しなければいけないと思っています。