2024年7月19日 (金)
西山女流三冠がベスト8進出
この局面で宮澤女流1級が投了しました。終局時刻は16時21分。消費時間は、▲西山2時間36分、△宮澤3時間0分。
勝った西山女流三冠は次戦で中井広恵女流六段-岩根忍女流三段戦の勝者と対局します。
勝負形
西山女流三冠が長考
先手有利に
銀が出ていって中盤戦へ

先手の西山女流三冠は2八にいた銀を4六に進めて厚みを作る異端の構想。玉の薄さを代償に、主導権を奪う力強い指し方です。後手の宮澤女流1級は6二にいた銀を中央に活用。相手が押し込んできたのに対応しながら、形よく陣形整備を進めています。
ここで(1)▲5四歩△同銀▲5五歩△4五歩5四歩△4六歩▲5三歩成△4七歩成▲4三と△同金の進行はどうかと、本日、東京・将棋会館で対局立会人を務める佐藤義則九段は見ています。第一感は金得の先手がよさそうでも、継続の攻めが難しいです。
本譜は(2)▲1四歩と端に手をつけました。△同歩▲1三歩に後手の応手は複数あり、△同銀なら前述の▲5四歩△5四銀▲5五歩△4五歩の戦いに変化が起こっているか。水面下で一手争いの攻め合いが行われているようです。
(西山女流三冠が長手数の詰みに打ち取った)



後手の宮澤女流1級が金の押し売りから△4七歩成と△3九銀を間に合わせる勝負手を放ち、先手の西山女流三冠は安全勝ちを目指したのか、差が縮まっていたのか、▲3八歩と受けに回って流れが変わりました。後手の宮澤女流1級は△4六角と詰めろをかけて、パッと見は難しいといわれています。先手に勝ち筋がありそうですが、受け間違えるとすぐに負けになってしまいます。











12時、この局面で西山女流三冠が7分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲西山40分、△宮澤1時間18分。昼食注文は西山女流三冠が「豚しゃぶ(梅しそだれ)弁当」(鳩やぐら)、宮澤女流1級が「バターチキンカレー」(rico curry)。対局は12時40分から再開されます。

相穴熊となり、後手が途中の△7三桂や図の△4六歩など、軽い動きを中盤に持ち込もうとしています。▲同歩△同角のあとは、△6五桂をからめて攻めていくのでしょう。相手のバランスを崩して、△8六飛や△8八歩が実現すれば後手成功です。


