――本局を振り返って。どんな将棋でしたか。
里見 加藤さんのほうから動かれて。こちらが駒得だったので少し指しやすいかなと思っていたのですが、具体的に優勢に結びつけるのは……。迷いが生じてしまって一手一手、時間を使いながらという感じでした。
――優勢を意識したのはどのあたりですか。
里見 最後のほうです。△6八竜(100手目)と角を取って、そのあと駒得が回復したのでいいのかなと思っていました。
――女流王座3連覇です。シリーズ全体を振り返って。
里見 苦しい将棋が多くて。前局は不甲斐ない将棋だったので、しっかり反省して次に生かせたらなと思います。今期は勝負どころで間違えることが多かったので、課題の残るシリーズだったと思います。
――本局を振り返って。どのような将棋でしたか。
加藤 中盤以降、見落としが何度かあって、ずっと苦しくて……。自分にとって大一番なのに情けない将棋を指してしまいました。
――昼食休憩前に角を切って、△4五角(56手目)と両取りを掛けられたあたりの局面をどう見ていましたか。
加藤 そのあたりは自信がないです。
――見落としは具体的にどの局面ですか。
加藤 △3四飛(52手目)と回られた局面です。
――シリーズ全体を通しての感想をお願いします。
加藤 難しい将棋が多かったなと思っていて。内容がよかった将棋もあれば本局のようなあまりよくない将棋もあって。もっと勉強してまた戻ってきたいです。