2022年12月23日 (金)

里見女流王座が勝負に出る

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里見女流王座、昼食休憩を挟む48分の長考で▲7一角(43手目)と打ちました。すんなり相手の主張を通しては面白くないという強い手で、菅井八段は「勝負手ですね」とうなずきます。以下△7二飛に▲6六角と進みました。

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打ったばかりの角が逃げ場所をなくしましたが、▲6六角(45手目)が狙いの継続手。角を取る△7一飛には▲4三銀成の開き王手があります。ただ、△4四歩▲同角引成△3三銀打で駒の損得はなく、後手玉は金銀4枚の鉄壁。馬を逃げれば△8七歩成▲同金と形を乱されるため、やはり先手が苦しいと見られています。