時間切迫 互いに残り時間が30分を切って指し手のペースが徐々に上がっています。加藤女流三段が△4四銀打(82手目)と手厚く打った局面は後手の銀得。物量の差で後手よしです。ただ、里見女流王座も容易には引き下がりません。 駒割りは角桂交換の駒損と依然として先手は厳しい状況ですが、玉の堅さを維持して長期戦に引き込み、逆転のチャンスをうかがいます。実戦的な指し回しです。形勢よしと見られている加藤女流三段ですが、残り時間は10分。余裕はないかもしれません。