本局は中澤女流二段が後手番一手損角換わりを採用。駒組みが続きましたが、11時過ぎに加藤女流三段が▲３五歩と仕掛けました。以下は△同歩▲同銀△４四銀と進行、後手は銀をぶつけて局面をほぐしにかかっています。
（加藤女流三段は仕掛けを決断した）

（中澤女流二段は右玉を得意とする。本局の展開も慣れたものか）

（駒を並べる加藤桃女流三段）

（同じく中澤女流二段）

（振り駒の模様。記録係は田中沙紀女流１級）

（開始後の模様）

おはようございます。第12期リコー杯女流王座戦（主催・株式会社リコー、特別協力・日本経済新聞社）の本戦２回戦より、加藤桃子女流三段－中澤沙耶女流二段の一戦を中継します。対局は８月９日（火）に東京・将棋会館「香雲」で行われ、10時開始。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）。使いきると１手60秒未満での着手。先後は振り駒で決定します。
本局の中継は康太が担当します。よろしくお願いします。

（９時過ぎの香雲。まだ準備は行われていない）

（本戦ベスト４進出を決めた西山白玲・女王）

（敗れた矢内女流五段）

（感想戦の様子）

以上で本局の中継を終了いたします。
ご観戦くださいまして、誠にありがとうございました。

▲西山－△矢内戦は79手で西山白玲・女王が勝ちました。終局時刻は13時50分。消費時間は、▲西山１時間２分、△矢内２時間７分。勝った西山白玲・女王は、次戦で渡辺弥生女流初段－塚田恵梨花女流初段戦の勝者と対戦します。

図は13時30分頃の局面。後手が持ち駒の桂を５三に打ったところです。
形勢は金得の戦果を挙げている先手が勝勢で、あとはどう決めるかという場面になりました。

12時40分、対局が再開されました。

（昼休明け、△６五歩を着手する矢内女流五段）

（49手目▲７七角を着手する西山白玲・女王）

12時、この局面で矢内女流五段が12分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲西山42分、△矢内１時間16分。昼食注文は、西山白玲・女王が「エビフライ定食」（ふじもと）、矢内女流五段の注文はなし。対局は12時40分から再開されます。

図は11時30分頃の局面。▲３六歩と位に反発して駒がぶつかりました。実戦は△３六同歩▲同金△８六歩▲同歩△５四歩と激しい展開に進んでいます。

振り駒は西山白玲・女王の振り歩先で行われ、「歩」が４枚。西山白玲・女王の先手番で開始されました。

（西山白玲・女王）

（矢内女流五段）

（振り駒の様子）

（初手を▲５六歩を着手する西山白玲・女王）

（２手目△８四歩を着手する矢内女流五段）（対局開始直後の様子）