2021年9月17日 (金)

局後インタビュー

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―― 一局を振り返っていかがでしたか。

里見 積極的にいったのですが、うまくまとめられて、△3六歩と取り込まれてしまうと自信がないのかなと。

―― よくなったと思われる局面は。

里見 最後の方ですね。飛車を取って、▲5六金打が入ってですかね。攻めに専念できるようになったので。

―― 西山女流王座との対戦で、3年連続での対戦になりました。タイトル戦の抱負と西山女流王座の印象を。

里見 また五番勝負が戦えるので、しっかり準備していきたいと思います。西山さんは振り飛車党で力戦の将棋をうまく指しこなされるので、しっかり対策を立てて挑めたらいいなと思います。




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―― 今日の将棋、全体を振り返っていかがでしたか。

伊藤 具体的にわからなくて、難しい将棋だったと思います。

―― どのあたりで形勢を損ねた印象ですか。

伊藤 こちらだけ玉が薄くなり、近くに馬がいる状態で、どうしても攻めていくと駒を渡してしまいますし。形勢としては頑張る順があるかなと思ったのですが……。

―― コロナもあって今回は、大変な状況だったと思います。あらためて今期の女流王座戦を振り返っていただけますか。



伊藤 準決勝の将棋は、私が感染したことで延期になってしまいました。スポンサーの方や対局者の山口(恵梨子女流二段)さんに、本当に申し訳ないと思っています。対局をさせていただくことが本当にありがたいことだと、あらためて思いました。
本局は療養期間を経て、万全の状態でと思っていまして、無事に治ったので。体力面とかいろんな面で戻していきつつ、戦っていけたらと思っていました。