2021年8月 3日 (火)
先手が仕掛ける
堅さVSバランス
伊藤が立ち上がりで趣向を見せたものの、矢倉模様に進みました。互いに陣形を整えて図の局面を迎えています。先手は金銀4枚の総矢倉に組み上げました。対して後手は△4三金左~△3二玉と流行の構えを採っています。先手の堅さvs後手のバランスの戦いになっています。
対局開始
8月3日(火)は伊藤女流三段-脇田女流初段戦
おはようございます。本日は第11期リコー杯女流王座戦本戦2回戦の伊藤沙恵女流三段-脇田菜々子女流初段戦をお送りします。対局は8月3日(火)10時から東京・将棋会館「飛燕」で行われます。持ち時間は各3時間(チェスクロック方式)。使いきると1手60秒未満での着手となります。先後は振り駒で決定します。本局は自動記録(HEROZ Kishin Eye)で採譜します。
【関連リンク】
■株式会社リコー(主催)
https://www.ricoh.co.jp/
■日本経済新聞社(特別協力)
https://www.nikkei.com/
本局の中継は棋譜コメントとブログ更新を琵琶、撮影を銀杏が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
12時、この局面で脇田女流初段が8分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲伊藤35分、△脇田1時間23分。昼食の注文は、脇田女流初段が「豚しゃぶ(バンバンジー)弁当」(鳩やぐら)でした。伊藤女流三段の注文はありません。対局は12時40分に再開します。



後手が4筋に厚みを築いたのに対して、図から先手が▲1四歩と仕掛けました。以下、△1四同歩▲同香△同香▲1五歩△同香▲同角と進み、香交換になりました。先手が1筋の弱点を突いた格好ですが、後手も香を手にしたので△8六歩からの玉頭攻めがあり、判断が難しいところです。



