2021年8月12日 (木)
対局開始
里見香奈女流四冠-上田初美女流四段戦
おはようございます。第11期リコー杯女流王座戦本戦2回戦より、里見香奈女流四冠と上田初美女流四段の一戦をお送りします。本局の結果によりベスト4が出そろいます。対局は関西将棋会館で、8月12日(木)10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。先後は振り駒で決定します。
本局の中継は虹が担当致します。どうぞよろしくお願い致します。
【主催:株式会社リコー】
https://www.ricoh.co.jp/
【特別協力:日本経済新聞社】
https://www.nikkei.com/
【棋譜ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/11/joryu_ouza202108120101.html
2021年8月 3日 (火)
感想戦の様子
伊藤女流三段が制す
▲伊藤-△脇田戦は135手で伊藤女流三段が勝ちました。終局時刻は15時3分。消費時間は▲伊藤1時間22分、△脇田2時間58分。勝った伊藤女流三段は準決勝で山口恵梨子女流二段と対戦します。
先手が逆転に成功
先手の攻めがつながって、伊藤女流三段が逆転に成功したようです。先手は手持ちの金銀で飛車を攻める展開になり、後手玉は挟撃形に追い込まれています。
差が詰まる
一時は後手がかなり大きな差をつけたようにも見えましたが、雲行きが怪しくなってきました。駒損で踏み込んだ先手は攻めが細かったようですが、懸命に手をつないだこともあって、現在はかなり盛り返しているようです。図の▲7一銀が飛車を攻めながら後手玉に対して挟撃形になっています。肝心の形勢は何ともいえない感じでしょうか。勝負どころといえそうです。
戦型は相振り飛車に決まりました。両者は過去に24局戦っており、戦型はほとんどが対抗形でした。図の局面あたりで互いに時間を使うようになっています。









先手の攻め、後手の受けといった展開になっています。駒得の後手が優勢に見えますが、先手の攻めも強烈で、勝負どころを迎えているといえます。
脇田女流初段の昼食休憩再開後の指し手は△6四角でした。次に△1九角成を見ています。

3図の先手は角桂交換の駒損ですが、竜の威力は魅力的といえます。激しい展開に進みました。


