【里見女流四冠の談話】
――全体を振り返って。
「早い段階で仕掛けて、分かれはまずまずと思っていましたが、終盤はずっと難しいと思っていました」
――△8一歩(60手目)から受けに回った手が控室でも「すごい」と評判でした。
「いざその局面になると、ほかの手も見えたんですが、(△8一歩は)予定だったので本譜の進行でどうなのかなと」
【西山女流王座の談話】
――全体を振り返って。
「無理気味な食らいつき方で、読みにない手が多く、細い攻めをつなげられなかったなと思います」
――読みにない手というのは、具体的にどの辺りでしょうか。
「▲6四歩(67手目)には、△6二銀だと思っていましたし、▲6二銀成(75手目)には△3一金だと思っていたので、その場で考えることが多かったです」