感想戦 (終局直後の伊藤女流三段) (最後は上部開拓から逃げ切った) (加藤桃女流三段。果敢な仕掛けを見せたが、うまくいかなかった) (感想戦の様子) 以上で本局の中継は終了となります。ご観戦いただきまして、ありがとうございました。もう片方の準決勝、里見香奈女流四冠―山根ことみ女流二段戦は、明日の9月4日(金)に行われます。お楽しみに。
伊藤女流三段が挑戦者決定戦に 第10期リコー杯女流王座戦本戦準決勝、伊藤沙恵女流三段-加藤桃子女流三段の一戦は、図の局面までで伊藤女流三段の勝ちとなりました。終局時刻は16時53分。消費時間は▲伊藤女流三段3時間0分、△加藤桃女流三段3時間0分。勝った伊藤女流三段は挑戦者決定戦進出を決めました。
伊藤女流三段が突き放す 加藤桃女流三段の猛追を受けた伊藤女流三段ですが、図の局面まで進むと先手優勢で逃げ切りが濃厚になってきました。5四~6三のルートがあるため、後手の寄せは難しそうに思えます。途中、攻め合わずに上部を開拓を目指したのが好判断だったようです。
終盤戦 図は16時過ぎの局面。激しい攻防が続き、互いの守りが一気に薄くなりました。手番の伊藤女流三段はどうするか。ひとまず後手玉に詰みはないので、▲6三金△8二玉に▲5五玉と脱出を目指すことになるでしょうか。難解な終盤で、まだ決着は見えません。
加藤桃女流三段の反撃 3筋を破られた加藤桃女流三段ですが、玉を後手陣の右辺に移動して反撃に転じています。図の△6五角は3八金と4三成桂をにらんだ厳しい一着。先手よしの雰囲気はなくなっており、現状は加藤桃女流三段が流れをつかんでいそうです。 (辛抱を実らせて反撃に転じた加藤桃女流三段)
加藤桃女流三段が仕掛ける 13時30分頃、加藤桃女流三段が△3五歩から動きます。自玉頭からの攻めで怖い面はありますが、棋風通りの積極的な指し回しです。▲同歩なら△5六歩▲同歩△3六歩▲同銀△5八角で飛車銀両取り(参考図)。ここまで進めば後手成功でしょう。伊藤女流三段の対策に注目です。 (
昼食休憩 12時、図の局面で加藤女流三段が15分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲伊藤女流三段53分、△加藤女流三段1時間5分。昼食の注文は両者ともにありません。対局は12時40分から再開されます。 (昼食休憩時、外から撮影した香雲。加藤女流三段が残っていた)