2019年11月27日 (水)
大盤解説会場に
感想戦に先立ち、両者は大盤解説会場に移動。本局の振り返りと、次局に向けての抱負をファンの前で述べました。
西山女王・女流王将
「本日はご観戦いただきまして、ありがとうございました。本局は少し自信があるかなと思いながら指していたんですけど、中盤辺りは難しくて、緊張感のある将棋だったと思います。読み抜けがなければ、いい内容だったのかなと今は思っております。第4局も頑張りますので、ご覧いただければと思います。本日はありがとうございました」
里見女流王座
「仕掛けの辺りは難しく、(自玉に)隙がある形で攻めていたので自信はなかったです。もう少し終盤、要所で時間を使って考えるべきだったかなというのが悔やまれるところではあります。次局は気持ちを切り替えて指していきたいと思っています。本日は長時間ご観戦くださいまして、誠にありがとうございました」
終局直後
挑戦者が2勝目
五番勝負第3局は西山女王・女流王将が制して2勝1敗としました。投了図の後手玉は△1二同玉▲1三銀成△同角▲同香成△同玉▲1四香△同玉▲2五金△1三玉▲1四飛までの詰み。終局時刻は16時49分。消費時間は▲西山女王・女流王将1時間55分、△里見女流王座2時間59分。挑戦者が快勝でタイトル奪取まであと1勝に迫りました。
16時30分頃の控室
先手がリードを拡大
▲1三銀成と角を取れる場面ですが、▲2七歩と自玉に手を入れたのが冷静な指し回し。形勢は西山女王・女流王将がリード広げていると見られています。