14時48分の終局は、第2期第1局(▲本田小百合女流三段-△加藤桃子女流王座、加藤勝ち)の15時38分を更新する、リコー杯女流王座戦五番勝負史上最速の終局です。
(里見香奈女流王座の寄せが鋭く、速く、控室の関係者はしばらく終局に気づかないほどだった)
(里見香奈女流王座)
「ゆっくりしていると手厚く押さえ込まれるので、慎重に手を作っていかないといけないと思っていました。▲5五歩(45手目)に△6三銀と指されるとよくわからなかったです。時間を使って、力を出しきることができました。第3局もしっかりと準備をして指したいです」
(清水市代女流六段)
「序盤は構想通りでしたが、△7二飛がよくばりすぎたかもしれません。▲5五歩(45手目)に△6三銀は▲4五歩と突かれたら自信がなかったので△5五同歩と取りましたが、▲6三銀成(53手目)が読み以上に厳しかったです。まだ△6三銀と辛抱したほうがよかったかもしれません。久々に差をつけられた一局になってしまったので、第3局に向けて、気持ちを切り替えてしっかりと準備したいです」
(インタビューに答える)