2018年8月 9日 (木)
第8期リコー杯女流王座戦本戦(主催・株式会社リコー、特別協力・日本経済新聞社)から、8月9日(木)は山田久美女流四段-加藤桃子奨励会初段戦が行われます。
開始時刻は10時、持ち時間は各3時間。本局に勝つと、ベスト4進出となります。
中継は独楽が担当いたします。
よろしくお願いいたします。
【棋譜】
※本日中継する写真はPENTAX K-3で撮影いたします。
2018年8月 8日 (水)
感想戦
清水女流六段が勝利
▲山口恵-△清水戦は16時7分、110手で清水女流六段が勝ちました。消費時間は、▲山口2時間2分、△清水2時間35分(持ち時間は各3時間)。
決め手はあるか
先手は勝負勝負と攻め続けていますが、その代償に自陣は傷み、駒も後手にたくさん渡しました。清水女流六段は図の局面で長考中。ここで読みきるつもりかもしれません。
後手攻勢
決戦もあるか
対局再開
昼食休憩
図の局面で山口女流二段が10分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から40分間。消費時間は▲山口49分、△清水50分(持ち時間は各3時間)。山口女流二段の出前注文は「冷やしたぬきそば」(みろく庵)。清水女流六段の注文はありませんでした。
(山口女流二段は休憩に入ったあとも盤の前でしばらく考えていた)
※本記事の写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3を使用しております。






清水女流六段が踏み込み、攻勢に転じました。4八歩のクサビも入っています。先手がしのげるかどうか、本局で最初の山場といえそうです。
1図は13時ごろの局面。△5二歩は少し辛抱した手で、先手がまずまずと見られていました。
2図は13時40分ごろの局面。先手は4六の地点で1歩を調達。これで歩切れは解消されました。ただ、△6六角から後手の猛攻も見えるだけに怖い局面です。清水女流六段は2図で手を止めています。後手の選択次第では決戦になる可能性もあり、緊張感が高まります。




戦型は先手中飛車、後手居飛車の対抗形になりました。山口女流二段は今年に入ってから中飛車をよく指しています。1図の▲5四歩で類型の少ない戦いになりました。
11時9分、2図まで進んでいます。後手の対策に注目です。先手に▲7七桂を許すと、△7六銀は▲5六飛で銀を取られてしまいますし、△5四銀も▲同銀△同金に▲6一銀でからまれそうです。




