2018年7月19日 (木)

Joryu_ouza20180719010145

▲西山女王-△鈴木女流二段戦は、昼食休憩明けに図の局面まで一気に進みました。後手はと金を使って銀を奪い、なおかつ手番。中継室では後手がリードしたと見られています。ここでは△1一銀打が有力のようです。馬を捕獲することで自陣をさっぱりさせて手堅い順という評判です。

Photo_71 (午後の西山女王。現状は苦戦のようだが、跳ね返せるか)

Joryu_ouza201807190201_36対局再開の△4四歩に対し、室田女流二段は単刀直入に▲2五歩△同歩▲同桂と桂を跳ねていきました。△5一角に▲6五歩で、次の▲4四角の王手を見せています。和田女流初段は△6五同歩と応じました。

Joryu_ouza201807190201_41Murota05 (室田女流二段は角の利きを生かして動いていく)

Joryu_ouza2018071901013912時、図の局面で鈴木女流二段が9分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲西山女王35分、△鈴木女流二段1時間5分。昼食の注文は西山女王がちらし・並(千寿司)、鈴木女流二段が玉子雑炊・半分(みろく庵)対局は12時40分に再開されます。

Photo_47(昼食休憩時、後手側から見た実際の盤面)

Photo_46 (昼食休憩時の香雲)

※この記事の写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3を使用しております。

Joryu_ouza201807190201_3512時、昼食休憩に入りました。この局面で和田女流初段が使った時間は16分。ここまでの消費時間は▲室田47分、△和田55分。昼食の注文は室田女流二段が和牛100パーセントハンバーグ(ライス少)、和田女流初段が親子丼。対局は12時40分から再開されます。

Joryu_ouza20180719010137

▲西山女王-鈴木女流二段戦は午前中から一気に決戦に突入しました。駒割りは▲角銀香△飛金の交換で、後手はと金を残しました。現局面は少し振り飛車が指せそうというのが中継室の日浦市郎八段の見解です。しかしまだまだねじり合いが続きそうで、午後も激しい攻防が展開されることでしょう。

Photo_55 (モニターを見て解説中の日浦八段)

Joryu_ouza20180719010118_2 ▲西山女王-△鈴木女流二段の一戦は、西山女王の7筋の位を取った向かい飛車に、鈴木女流二段が早くも動きました。第1図は5三銀を6四に進出したところ。先手には7五歩を直接守る手段はありません。

Joryu_ouza20180719010122_2 第1図以下、▲8六歩△7五銀▲8五歩△7六銀と進んで第2図に。以下▲8四歩には△8五歩で受け止められると、中継室の日浦市郎八段は解説します。この7筋、8筋の攻防でポイントを挙げるのはどちらでしょうか。

Photo_37(鈴木女流二段は本局では素早い動きを見せる)

Joryu_ouza201807190201_18初手▲7八飛に始まり、図は10時30分頃の局面。直前の△6四歩で前例を離れ、△6三銀と和田女流初段は玉の囲いを明らかにせずに右銀の活用を急いでいます。対して室田女流二段は13分の考慮で▲6六歩と角道を止めました。

Wada03 (和田女流初段は右銀の稼動を急ぐ)