2018年6月19日 (火)

Joryu_ouza20180619010138_2駒組みに戻るかと思われたところ、後手は△1三桂と跳ねました。ここまでの折衝で先手がポイントを挙げたと見られていたところであり、このままでは後手かんばしくないと見た、伊藤女流二段の勝負手でしょうか。次に2五歩を取れば、後手は歩損を解消できます。

Dsc_8178(伊藤女流二段は△1三桂の思いきった手。バランスを保てるか)

Ky035▲甲斐-△山田久戦は、図の局面で山田女流四段が4分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から40分間。消費時間は▲甲斐53分、△山田1時間5分(持ち時間は各3時間)。昼食の注文は両者なしです。


Dsc_4322_2 (休憩時点の盤面)

Dsc_4320 (駒は香月作、菱湖書)

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▲中井-△伊藤戦は後手は居玉のまま、7筋で歩を突き捨ててから角道を開きました。戦いが激しくなってきました。

図の局面で、中井女流六段の消費時間が1時間を超えました。伊藤女流二段は23分使いました。

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(中井女流六段の消費時間が1時間を超えた)

※この記事の写真はPENTAX K-3で撮影いたしました。

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▲中井-△伊藤戦は先手の中井女流六段が▲3五歩と速攻を仕掛けました。11時前から、早くも駒がぶつかり始めました。△3五同歩には▲4六銀、または▲2六銀と攻めていく狙いがあります。こうなると、後手はまだ、攻めも受けも態勢が整っていないため、苦労することになりそうです。

後手の伊藤女流二段は△3二金として、陣形整備を進めました。

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(中井女流六段。▲3五歩は約20分の考慮だった)

Imgp9110(伊藤女流二段は△3二金とした)

※この記事の写真はPENTAX K-3で撮影いたしました。

Ky022▲甲斐-△山田久戦は先手中飛車の対抗形になりました。甲斐女流五段は▲5五歩を突かずに向かい飛車に転換。山田女流四段は△7四歩で備えました。後手の囲いが不安定なうちに仕掛けたいところでもあり、甲斐女流五段は図から▲8六歩を決行しました。


Dsc_4288_2 (初手を指す甲斐女流五段)

Dsc_4297(2手目を指す山田久女流四段)