2018年6月12日 (火)

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--本局を振り返って。

上田 磯谷さんが過去に指された将棋を調べてみて、急戦が多いイメージを持っていました。特に引き角や鳥刺しを多用していたので、警戒をしていました。ただ、実際に指してみないとわからないことが多かったです。本譜は受け止める展開になりました。終始、こちらが間違えなければずっと1手勝ちだったように思います。

--体調はいかがですか?
上田 いたって普通です(笑)。ただ座っての対局がやはりしんどいですね、腰が痛くて。今日も何度か立ち上がったり、磯谷さんに断って足を崩したりしました。

--ファンの方々に向けて一言お願いします。
上田 最近は成績自体は悪くないものの、内容がひどいものが多くて。妊娠中は集中力を欠いてしまって、うっかりが多くなったので慎重になっています。今後、出産をすることでお休みをいただく期間があるかと思いますが、なるべく棋力を落とさないようにして、またよい将棋を指せるように頑張りたいと思います。
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以上で、本局の中継を終了します。次戦は6月13日(水)、岩根忍女流三段-山根ことみ女流初段戦、鈴木環那女流二段-長谷川優貴女流二段戦、山口恵梨子女流二段-伊奈川愛菓女流初段戦をお送りいたします。
本日は、ご観戦ありがとうございました。

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▲磯谷-△上田戦は136手までで、上田女流四段の勝ちとなりました。勝った上田女流四段は決勝トーナメント進出を決めました。終局時間は16時19分で、消費時間は▲磯谷3時間0分、△上田2時間31分(チェスクロック使用)。

(武蔵)

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上田女流四段が踏み込みました。△6七歩を(1)▲同歩なら△5九竜で受けが難しいです。(2)▲6七同銀も△同飛成▲同歩△5九飛成▲3二飛△6二歩▲3五飛成△6九竜で、後手玉に詰みはなく、先手玉は受けにくそうです。

Joryu_ouza201806120101103飛車切りから自陣に金を打ちつけ、粘りの姿勢を見せている磯谷7級。後手持ちの形勢ではあるものの、自玉を固めて相手に決め手を与えません。
Imgp8843(やや苦しい局面を迎えている磯谷7級。粘りが功を奏す展開になるか)

※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 を使用しております。

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上田女流四段は△3五角と飛び出しました。急所の飛び出しで一気に後手がよくなったのでは、といわれています。次の△6八歩が厳しい一着。▲7九金なら△同竜▲同玉△6九歩成▲8八玉△7九角成以下、一気に先手玉が詰んでしまいます。
Imgp8846(鋭い切り返しを見せた上田女流四段)

Joryu_ouza20180612010176△3七歩成に対して、磯谷7級は▲2三と、と攻め合いました。以下、△4七と▲2四と△3八飛成▲4七金△同竜▲3三と、と進んでいます。互いに一歩も譲らない攻め合いで、いよいよ終盤戦の入り口が近づいています。

Imgp8833(一気に激しい流れになった)

※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 を使用しております。

Joryu_ouza2018061201016013時50分頃の局面です。中継室には千葉幸生七段が来訪していて、現局面を見て「後手が指しやすい」という形勢判断をしました。
桂得なのが大きく、先手の攻めを受け止めやすいということです。千葉七段はここから、▲6五歩△同歩▲5四銀を指摘しました。△6六桂のキズが生じますが、▲4三銀成と攻め合ってどうかという読みです。
Imgp8853(中継室の千葉七段)

※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 を使用しております。

Joryu_ouza20180612010146上田女流四段はじっと△2五歩と突きました。次の狙いは△2四銀から先手の飛車を圧迫することにありそうです。対する磯谷7級は▲2五同桂と応じました。△2四銀や△2四歩で桂は取られそうですが、代わりに飛車の動きをスムーズにできています。実戦は▲2五同桂△2四歩▲3七銀△2五歩▲4六銀と進みました。後手の桂得に対し、先手はもりもりと銀を繰り上がりました。3筋の攻防が続きます。
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Img_8822(巧みな動きで桂得を果たした)

※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 を使用しております。