終局直後にインタビューが行われました。
里見女流王座「中盤あたりは一手一手が難しかったです。指しているときは、ずっと難しいと感じていました。昼食休憩後は変化が多く、難しかったです。駒の効率はいいと思ったのですが、自信があったわけではありません。△5五馬(78手目)で駒得で攻められるようになったので、少し指しやすいと思いました。第5局までに別の対局があります。まずはそちらに力を入れ、いちばんいい状態で第5局に臨めるように勉強したいと思います」
(2勝目を挙げた里見女流王座)
加藤女王「第2局と同じ展開になりました。私が▲3七桂(41手目)と手を変えましたが、目標といいますか負担になってしまいました。昼食休憩のころはまあまあと思っていたのですが、△7五銀(58手目)から△6二金左(64手目)とされて5五金が負担になってしまいました。△8六銀(66手目)の局面は想像以上に忙しいと思い、どれも嫌な感じで本譜を選んだのですが、▲8八歩(75手目)とするのではだめですね。ちぐはぐになってしまったといいますか、ちょっと不出来な将棋でしたので、第5局は一生懸命対策して力を出しきりたいと思います」
(インタビューのあとに感想戦)
※この記事の写真はPENTAX K-3で撮影しました。